東北大学の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2024年データ】
 
										本記事では、東北大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、東北大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
東北大学の進級者数からみえる留年率

まずは東北大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
東北大学の各年度における入学者数と進級者数


東北大学では平成30年度に入学した学生53人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が43人となっているね。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
東北大学の各年度における留年率


東北大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、2年次の留年率が高い傾向にあるね。それ以外の学年については、国公立大学の中央値と比べて差はなさそうだよ。
ストレートで進級している人の割合も高いけど、令和元年と令和2年入学者については、少しストレート進級者の割合が低い印象かな。
東北大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、東北大学の平成30年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第117回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


平成30年に東北大学へ入学した53人のうち、令和5年度に卒業できたのは43人(81%)、国家試験に合格したのは40人(75%)だった。どちらも国公立大学の中央値とほぼ同等の数値だよ。
東北大学の卒業留年率


令和5年度に東北大学に在籍していた6年生は50人で、そのうち卒業できたのは50人で全員卒業しているね。
東北大学の修学状況まとめ
東北大学では、他の学年と比べて2年次に留年する可能性が最も高くなっています。これは、歯学の専門分野が本格的に始まることで、少しつまずく学生が多いことが要因かもしれません。しかし、留年せずにストレートで進級する学生の割合は決して悪くなく、全体として健闘しています。
修業年限内の国家試験合格率も、国立大学の中央値よりやや高い水準です。また、平成30年度入学者の6年次の卒業留年率は0%となっており、6年次のカリキュラムで苦戦する学生はほとんどいないようです。
東北大学の卒業生からは、少人数制だからこそ同期とのつながりが深まったという声も聞かれます。大学のサポートや同期との絆を活用しながら、良い歯科医師を目指して頑張ってください。

 
				 
				
 
																											 
																											 
																											 
																											 
																											