2022

鹿児島大学歯学部の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2022年データ】

鹿児島大学
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本記事では、鹿児島大学歯学部が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。

本記事の内容は、鹿児島大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。少し古い2022年度データしか公開されていなかったため、2022年度データでの解説になります。

鹿児島大学の進級者数からみえる留年率

カメ人間
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まずは鹿児島大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。

鹿児島大学の各年度における入学者数と進級者数

カメ人間
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鹿児島大学では平成28年度に入学した学生53人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が48人となっているね。

次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。

鹿児島大学の各年度における留年率

カメ人間
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鹿児島大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、1年次の留年が他学年と比べて多いね。2年次以降は留年が少ない年度が多いけど、令和元年度入学者はどの学年でも少しは進級できない学生がいる。また、令和2年度入学者は1年次の留年が30%と、かなり高い数字になっているね。

鹿児島大学の卒業率および国家試験合格率

カメ人間
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次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、鹿児島大学の平成28年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第115回歯科医師国家試験の結果になっているよ。

カメ人間
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平成28年に鹿児島大学に入学した53人のうち、令和3年度に卒業できたのは48人(91%)、国家試験に合格したのは38人(72%)だった。標準修業年限内の卒業率は国公立大学の中でも高めで、国家試験合格率は国公立大学の中央値とほぼ同等の数字になっているね。

鹿児島大学の卒業留年率

カメ人間
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令和4年度に長崎大学に在籍していた6年生は52人で、そのうち卒業できたのは52人となっており、全員が卒業できている状況みたいだね。

鹿児島大学の修学状況まとめ

鹿児島大学は他学年と比べて1年次に留年してしまう学生が多い傾向があるので、入学直後も油断せず大学の授業に取り組む意識が必要です。特に令和2年度入学者は30%が進級できていないので、これは何らかの特別な要因があったのかもしれません。(新型コロナウイルス(COVID-19)の流行による緊急事態宣言などの影響もあったのかもしれません)

鹿児島大学歯学部のホームページには、令和4年5月のデータのみが掲載されており、直近の修学状況は分かりませんでした。文部科学省が公表している資料によると、令和3年度~令和5年度の標準修業年限内の国家試験合格率は平均で81.8%と国公立大学の中でも高い数値を記録しており、修学状況も良好であると推測されるため、ぜひ最新のデータを公開してほしいところです。

鹿児島県は多くの離島を有しています。「鹿児島大学歯学部は離島歯科医療等の地域歯科医療での貢献も重要な責務を担っている」とホームページにも記載がありました。最近問題視されている歯科医師の偏在に対応するうえでも、意義があると思います。

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ABOUT ME
歯学部データ分析官
歯学部データ分析官
入試・教育データの分析を専門
歯科・医療系の教育分野に関わりながら、長年にわたって歯学部の入試・修学データを独自に収集・分析してきました。 このサイトを立ち上げたきっかけは、「受験生や保護者が本当に必要な情報が、どこにも整理されていない」という現実でした。大学のパンフレットに並ぶ「新卒合格率90%以上」という数字。しかしその裏に、入学者の半数近くが6年で卒業できていないという現実があります。 現実を知らないまま歯学部に入学し、留年・退学を繰り返す。夢だったはずの歯科医師への道が、気づいたときには遠のいている。取り戻せない時間だけが積み重なっていく——そういうケースを何度も見てきました。人生の大切な時期が思い描いたように進まなくなること、その重さを知っているからこそ、「入学前に正しい情報があれば」という思いと、「入学後も気を抜かずに学び続ける必要があることを知ってほしい」という願いでこのサイトを運営しています。 このサイトが大切にしていること 厚生労働省・文部科学省・各大学公式サイトの一次資料のみを使用 「ストレート合格率(修業年限内合格率)」を最重要指標として分析 数字の背景・注意点まで丁寧に解説 受験生だけでなく、お子さんの進路を一緒に考える保護者の方にも、後悔のない大学選びのお役に立てれば幸いです。
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