神奈川歯科大学の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2025年データ】
 
										本記事では、神奈川大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、神奈川歯科大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。また、他大学より早く2025年データが公開されていましたので、2025年データに基づき作成しています。私立中央値等は他大学の2024年データ等が含まれています。
神奈川歯科大学の進級者数からみえる留年率

まずは神奈川歯科大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
神奈川歯科大学の各年度における入学者数と進級者数


神奈川歯科では令和元年度に入学した学生118人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が65人となっているね。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
神奈川歯科大学の各年度における留年率


神奈川歯科大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、1年次と4年次の留年率が高い傾向があるね。また、2年次の留年率は私立の中央値よりも低い傾向がある。それ以外の学年については、私立の中央値と比べても、そんなに大きな差はなさそうだよ。
ストレートで進級している人の割合も、1年次と4年次の留年率の高さが影響してるせいか、少し低い印象かな。
神奈川歯科大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、神奈川歯科大学の令和元年度に入学した学生たちの令和6年度の卒業状況と、同じ年に行われた第118回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


令和元年度に福岡歯科大学に入学した118人のうち、令和6年度に卒業できたのは55人(47%)、国家試験に合格したのは48人(41%)だった。どちらも私立大学の中央値より少し低い数字になっているよ。
神奈川歯科大学の卒業留年率


令和6年度に神奈川歯科大学に在籍していた6年生は148人で、そのうち卒業できたのは91人、卒業できなかったのは53人だったよ。卒業留年率は39%となっており、私立大学の中央値と比べると卒業留年率は高くなっているね。
神奈川歯科大学の修学状況まとめ
神奈川歯科大学の進級状況を見ると、1年次、4年次、および6年次に留年する学生が多くなっています。多くの私立大学に共通していますが、1年次は入学直後で大学の勉強についていけない学生が多い傾向が神奈川歯科大学でも見受けられます。
また、4年次には共用試験(CBT・OSCE)、6年次には卒業試験などが実施されており、これらの重要な試験があることから、該当学年で留年率が比較的高くなっている可能性があります。
神奈川歯科大学では、学生をサポートするために、各学年ごとに5~6名の担当教員を配置し、学生一人ひとりの学修状況や生活状況を把握したうえで、きめ細かなアドバイスを行う取り組みを実施しています。
このような大学のサポート体制を積極的に活用し、継続して学習を進めていけば、きっと6年間で卒業し、歯科医師国家試験に合格できるはずです。
歯科医師を目指して、ぜひ頑張ってください。

 
				 
				
 
																											 
																											 
																											 
																											 
																											