九州大学の留年率・ストレート合格率・学費【最新データで総点検】【2026年9月更新】

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九州大学に入学したら、6年間で歯科医師になれる可能性はどのくらいあるのか。留年率はどのくらいで、6年間でいくらかかるのか。本記事では、文部科学省の歯学部修学状況の調査、厚生労働省の歯科医師国家試験の結果、河合塾の偏差値データ、そして九州大学が公表しているデータを使って、パンフレットでは見えにくい「入学後の6年間」を総点検します。

先に結論をお伝えします。文部科学省が全国集計として公表しているストレート合格率(修業年限内合格率)を見ると、九州大学の直近3年平均は56.97%で、国公立12校の中では12位です。 さらに、この10年を前半5回と後半5回に分けて比べると、九州大学は9.46ポイント下がっています。これは国公立12校で最も大きい下げ幅です。ここは和らげずに書きます。

一方で、国家試験そのものの結果は他校と変わりません。 厚生労働省が公表している新卒合格率を第115回から第118回の4回で平均すると86.0%で、これは国公立12校のなかで6位、つまり真ん中の水準です。同じ4回の12校平均は85.0%ですので、九州大学はほぼその水準にあります。「国家試験に弱い大学」という読み方は、データからは出てきません。

出口の総合順位は12校中12位、一方で国家試験そのものの結果は12校の中位。この非対称がどこから生まれているのかを、公表データだけで確かめていくのが本記事です。

本記事の内容は動画でも解説しています。


目次

  1. 九州大学はなぜ「学年ごとの追跡」ができないのか
  2. 九州大学の基本情報(国立・学費・偏差値)
  3. ストレート合格率とは(新卒合格率との違い)
  4. ストレート合格率の10年推移|3年平均56.97%は国公立12校中12位
  5. 単年順位は2位から12位まで動く|直近3回は11位・12位・12位
  6. 新卒合格率とストレート合格率のギャップ|差29.1ptは12校で最大
  7. 留年率と退学率|令和7年度の留年率28.7%は12校で最も高く、退学率は12校中7位
  8. 学費と留年1年の経済的リアリティ|2026年度の入学料・授業料は国立標準額どおり
  9. 偏差値×ストレート合格率|方式別57.5の5校の中で出口は5位
  10. まとめ|3つのポイント

九州大学はなぜ「学年ごとの追跡」ができないのか

最初に、本記事の作り方をご説明します。

当ブログの修学状況シリーズでは通常、大学が公表している「入学年度別の進級人数」「標準修業年限内の卒業率」「6年次の卒業留年率」という3種類の表を使って、入学した学生が1年ごとにどう推移したかを追跡しています。九州大学については、このうち「入学年度別の進級人数」と「6年次の卒業留年率」が、歯学部単位では公表されていません。

一方、3種類のうち「標準修業年限内の卒業率」については、大学が歯学部単位で公表しています。 認証評価の自己評価書とその別紙様式のなかに、卒業年度ごとの数値が載っています。この数値は本記事の後半、新卒合格率とストレート合格率のギャップを扱うセクションで詳しく見ます。

そのため本記事では、次の項目を扱いません。いずれも推論では埋めません。

扱えない項目理由
入学年度別のコホート追跡・生存曲線学年ごとの進級人数を示す表が歯学部単位で公表されていない
学年別の脱落率(どの学年でつまずくか)同上
6年次の卒業留年率・卒業の壁卒業留年率という指標での公表がない
歯学部の学年別の留年者数公表されていない。大学が公表している留年率は全学の学士課程を一括した数値で、歯学部単独の値ではない

進級人数の表が見当たらない背景については、大学自身の記述が手がかりになります。平成26年(2014年)に提出された自己評価書には、「本学は進級制度を設けていないため,進級率はデータとして示せない」という一文があります。

ただし、ここは誤読しやすいところなので正確に書きます。この記述は全学についてのものであり、九州大学の歯学部に進級判定がないという意味ではありません。 九州大学 歯学部が公表しているアセスメント・ポリシーには、臨床実習が行われる5年次の進級判定という記載があり、共用試験CBT・OSCEの成績がその評価対象になることも明記されています。また、これは平成26年時点の記述であり、現在の運用を示すものでもありません。

この「どこまで公表されているか」については、当ブログが以前まとめた歯学部29大学の情報公開姿勢をまとめた記事でも扱っています。ここで大切なのは、公表の範囲と教育の質はまったく別の話だということです。 本記事は情報の性質の違いを整理しているだけで、大学の教育内容を評価するものではありません。大学がどのような考えで公表範囲を決めているかも、公表資料からは分かりません。

そのうえで、文部科学省・厚生労働省・河合塾が全国集計として公表しているデータを使えば、ストレート合格率・留年率・退学率・偏差値・学費は他校とまったく同じ精度で比較できます。 その全国集計で見ると、九州大学の直近3年平均は56.97%で国公立12校中12位、この10年の下げ幅9.46ポイントは12校で最も大きい、という結果になります。

同時に、もうひとつの事実も先に置いておきます。 厚生労働省が公表している新卒合格率は、第115回から第118回の4回平均で86.0%、12校中6位です。国家試験そのものの結果は、他校と変わりません。 下がっているのは国家試験の合格率ではなく、入学者を分母にした通過率のほうです。入学後の6年間をどう見積もるかは、学費を負担するご家庭にとっても大切な判断材料になります。 ここからは、確認できるデータだけで見ていきます。

最後に、読み方の前提を2つ書いておきます。1つは、以下で扱う数字はいずれも全国集計に基づく統計であり、一人ひとりの結果を決めるものではないということ。 もう1つは、データが示していない領域には本記事は踏み込まないということです。数字の背景にある事情は公表資料から確認できないため、推測は書きません。

出典:九州大学 大学機関別認証評価 自己評価書および同 別紙様式(標準修業年限内卒業率)/九州大学 歯学部(アセスメント・ポリシー)/文部科学省


九州大学の基本情報(国立・学費・偏差値)

項目内容
所在地〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1(病院キャンパス)※1年次は主に伊都キャンパス(福岡市西区元岡744)で基幹教育の授業を受けます
設置区分国立
学科構成歯学科(6年)のみの1学科
入学定員53人(2027年度の募集人員は一般選抜前期37人・総合型選抜8人・学校推薦型選抜8人。後期日程は実施なし)
入学者数第109〜118回に対応する10年で52人から56人の間で推移(ストレート合格率の分母ベース)
河合塾偏差値(2027年度)方式別57.5/学部学科ランク57.5/共通テスト得点率73% ※2026年8月確認時点の予想値
学費(入学料+授業料の6年合計)349.68万円 ※2026年度掲載額・諸費用別途
大学院・附属病院大学院歯学府/歯学研究院・九州大学病院
沿革大正11年5月 医学部歯科学講座(昭和2年10月 歯科口腔外科と改称)/昭和42年6月1日 医学部から分離独立し歯学部を設置(当初の学生定員40名)/平成12年4月 歯学科1学科に/平成23年4月 学生定員53名(現行)

歯学部は歯学科の1学科だけです

九州大学の歯学部は歯学科(修業年限6年)のみで構成されており、ほかの学科はありません。そのため、本記事で「歯学部」と書いている数値と「歯学科」と書いている数値は同じ対象を指します。他学科が混ざることによる読み違いは起きません。

参考までに、令和7年(2025年)5月1日現在の在籍者数は、1年次63人・2年次61人・3年次60人・4年次58人・5年次49人・6年次40人の合計331人です(収容定員318人)。この学年別の在籍者数は各時点の頭数であり、ここから留年者数を計算することはできません。 休学・復学・退学が混ざっているためで、本記事でもその用途には使っていません。

編入学は平成23年に廃止されています

九州大学の歯学部には、平成14年(2002年)に定員5名の3年次編入学が置かれ、平成23年(2011年)4月1日に廃止されました。 同時に学生定員が60名から53名に改められ、現在まで53名です。2027年度に3年次編入学を実施する6学部にも、歯学部は含まれていません。

本記事が扱うストレート合格率のコホート(第109〜118回=平成22年度から平成31年度の入学者)は、最も古い平成22年度入学者が3年次になる平成24年度の時点で、すでに編入学が廃止されたあとにあたります。したがって、分母に編入生が混ざる余地は制度上ほとんどありません。加えて、ストレート合格率という指標自体が編入学者を除いて集計されています。入学者数をそのまま分母として読めるという点は、本記事の数字を見るうえで大事な前提です。

なお、九州大学では1年次は主に伊都キャンパスで基幹教育の授業を受け、2年次以降は歯学部のある病院キャンパス(福岡市東区馬出)が主たる修学場所になります。同じ福岡市内ですが、西区と東区で距離があります。

偏差値と学費については、後半のセクションで詳しく扱います。

出典:九州大学 公式サイト(学部通則・歯学部規則・入学者選抜概要・在籍学生数・学生納付金)/九州大学 歯学部(沿革・ポリシー)/文部科学省(入学者数)/河合塾(偏差値)


ストレート合格率とは(新卒合格率との違い)

本題に入る前に、当ブログが最重要指標としている「ストレート合格率」を説明します。すでにご存じの方は次のセクションへ進んでください。

大学の広告やパンフレットでよく使われるのは新卒合格率です。これは歯科医師国家試験の新卒受験者数を分母とした合格率で、卒業試験や進級判定で受験者が選別されたあとの数字です。つまり、入学前の人が本当に知りたい「入学してから歯科医師になれる確率」は、新卒合格率からは見えません。

そこで当ブログが主軸にしているのがストレート合格率(正式名称:修業年限内合格率)です。

  • 分母: 入学者数
  • 分子: 6年間(修業年限内)で国家試験に合格した人数

入学者を分母にするため、留年や退学も含めた6年間の現実がそのまま反映されます。

※ 本記事のストレート合格率は、文部科学省の様式に沿って集計されたデータに基づき、編入学を除く入学者ベースです。


ストレート合格率の10年推移|3年平均56.97%は国公立12校中12位

それでは、九州大学のストレート合格率を、第109回から第118回までの10年分で確認します。

ストレート合格率の10年推移(九州大学 vs 国公立12校平均・第109〜118回)。実線が九州大学、破線が国公立12校平均。各点の下の数字はその回の12校中の順位。出典:文部科学省のデータをもとに当ブログ作成

グラフの形がそのまま本記事の主題です。前半は12校平均の線とほぼ重なっていますが、第115回から差が開き、そのまま戻っていません。

受験回九州大学国公立12校平均差(九州−平均)12校中の単年順位
第109回62.5%67.4%−4.9pt9位
第110回75.9%69.6%+6.3pt2位
第111回71.7%72.1%−0.4pt8位
第112回68.5%70.9%−2.4pt9位
第113回67.9%69.9%−2.0pt7位
第114回71.7%71.5%+0.2pt6位
第115回56.6%65.7%−9.1pt10位
第116回56.6%71.3%−14.7pt11位
第117回54.7%75.0%−20.3pt12位
第118回59.6%75.6%−15.9pt12位

※ 表の「差」は、各校の入学者数・合格者数から求めた丸める前の値をもとに算出しているため、表に示した小数第1位どうしの引き算とわずかにずれる場合があります。

※ 国公立12校平均は、当ブログが文部科学省のデータをもとに独自に算出した数値です。

※ 第111回の8位は2校、第115回の10位は3校の同値タイです。

このデータから読み取れることは3つあります。

1つ目は、10年間の実数値の幅です。 最小は第117回の54.7%、最大は第110回の75.9%で、その差は21.2ポイントあります。ここは正確に書いておきます。この21.2ポイントという幅は、国公立12校のなかでは8位で、大きいほうではありません。 九州大学の特徴は、数字が激しく上下することではなく、系列が一方向に下がっていることです。なお、左端の第109回(62.5%)は最小値ではありませんので、グラフの左端を底と読まないようにしてください。

2つ目は、12校平均を上回った回が10回中2回だけだということです。 該当するのは第110回と第114回の2回で、残る8回は平均を下回っています。ただし、この「2回」という回数も九州大学だけの数字ではなく、徳島大学・広島大学・大阪大学を含めた4校が同じ2回で、最も少ないグループにあたります。

3つ目が、本記事の核心です。 10年を前半5回(第109〜113回)と後半5回(第114〜118回)に分けて平均すると、前半69.30%、後半59.84%で、その差は−9.46ポイント。これは国公立12校で最も大きい下げ幅です。 2番目に大きい徳島大学(−5.00ポイント)とも4.46ポイント離れており、単独の1位です。ちなみに上昇側の最大は鹿児島大学の+11.26ポイントですので、「12校で最も変化が大きい」ではなく「12校で最も下げ幅が大きい」というのが正確な言い方になります。

3年平均56.97%は国公立12校中12位

単年の数字はぶれるため、当ブログでは直近3年の平均で評価します。九州大学の第116〜118回の平均は、56.97%で国公立12校中12位(単独)です。

順位大学3年平均(第116〜118回)
1位北海道大学84.10%
2位岡山大学82.67%
3位鹿児島大学81.77%
4位新潟大学80.00%
5位東京科学大学76.50%
6位長崎大学76.00%
7位九州歯科大学73.67%
8位広島大学72.33%
9位大阪大学71.07%
10位東北大学70.03%
11位徳島大学62.50%
12位九州大学56.97%

11位の徳島大学(62.50%)とは5.53ポイント、1位の北海道大学(84.10%)とは27.13ポイントの差があります。

この12位は、単年のぶれで作られた順位ではありません。 内訳は第116回56.6%・第117回54.7%・第118回59.6%で、3回とも12校中11位・12位・12位。3回すべてが12校の下位2つに入っています。

※ 本記事の3年平均は、各回の合格率(%)を単純平均したものです(12校すべて同じ方法でそろえています)。

直近の第118回では、入学者52人のうち31人が6年間で国家試験に合格しています(59.6%)。

なお、参考までに私立15大学平均(第109〜118回で36%台から43%台。ストレート合格率が突出して高い東京歯科大学・昭和医科大学の上位2校を除いた当ブログ独自集計)と比べると、九州大学は最も低かった第117回(54.7%)を含め10回すべてで上回っています。ただし、これは設置形態の違いによるもので、教育の質の優劣を示すものではありません。

※ ここでのストレート合格率は文部科学省の修学状況データに基づき、確認できる最新回は第118回です。厚生労働省が公表する国家試験の結果は第119回(2026年3月発表)まで出ていますが、修業年限内の集計は第118回までが最新です。

国公立12校のストレート合格率10年推移をまとめて比較したい方は、国公立歯学部のストレート合格率 推移まとめをご覧ください。

出典:文部科学省(ストレート合格率)


単年順位は2位から12位まで動く|直近3回は11位・12位・12位

3年平均では12位でしたが、単年の順位を10年分並べると次のようになります。

受験回109110111112113114115116117118
12校中の順位9位2位8位9位7位6位10位11位12位12位

最も良かったのが2位、最も悪かったのが12位で、その幅は10です。国公立12校のなかでは最も広いグループにあたりますが、ここも正確に書いておきます。幅10は九州大学だけの数字ではなく、東京科学大学・新潟大学・徳島大学・鹿児島大学を含めた5校が同じ幅10です。 したがって「12校で最大」とは言えません。

そして、この順位の幅は九州大学を説明する特徴ではありません。 順位の並び方を見ると、前半5回は9位・2位・8位・9位・7位で6位から9位のあたりを行き来していますが、後半5回は6位・10位・11位・12位・12位と、下に向かって並んでいます。 上下に暴れているのではなく、一方向に下がっている。これが順位の側から見た同じ現象です。

6位以内に入ったのは10回のうち2回だけで、第110回と第114回でした。また、同じ回で他の11校を上回った(同値のタイなしで単独1位を取った)回数は、10年で0回です。参考までに、単独1位が最も多いのは岡山大学の3回で、新潟大学・鹿児島大学が各2回、北海道大学・東京科学大学・九州歯科大学が各1回、九州大学を含む残る6校は0回でした。

「かつては2位」と書くときは、回次まで見てください

10年で最も良かった第110回の2位は、九州大学のデータのなかでは目を引く数字です。ただし、この2位は10年分のデータのなかで2番目に古い回の実績です。 「かつては国公立で2位だった大学」という言い方は事実として正しいのですが、その回は第110回であり、直近の姿を表すものではありません。

直近3回は11位・12位・12位で、2回連続で12校中12位です。 下げ止まりを示す数字は、いまのところ順位の側からは出ていません。

大切なのは、単年の順位と3年平均の順位を混同しないことです。 九州大学の場合、単年では2位から12位まで動きますが、直近3年をならした評価は12位です。良い回だけを取り出しても、悪い回だけを取り出しても、実像からは離れてしまいます。

出典:文部科学省(ストレート合格率)


新卒合格率とストレート合格率のギャップ|差29.1ptは12校で最大

次に、厚生労働省が公表している歯科医師国家試験の合格率を、第115回から第119回まで確認します。

受験回新卒合格率既卒合格率総数合格率
第115回82.2%(45人中37人)40.7%(27人中11人)66.7%
第116回83.8%(37人中31人)27.3%(22人中6人)62.7%
第117回89.4%(47人中42人)13.6%(22人中3人)65.2%
第118回88.5%(52人中46人)41.7%(24人中10人)73.7%
第119回83.8%(37人中31人)29.4%(17人中5人)66.7%

なお、既卒合格率は40.7%・27.3%・13.6%・41.7%・29.4%と大きく動いていますが、受験者数は17人から27人と少なく、単年の値だけで傾向を語ることはできません。 以降は新卒合格率を中心に見ていきます。

新卒合格率は国公立12校の中位です

第115回から第118回の4回平均は86.0%で、国公立12校のなかでは6位です。同じ4回の12校平均は85.0%ですので、九州大学の新卒合格率は12校のほぼ真ん中にあります。

ここは誤解が生まれやすいところなので、はっきり書いておきます。「九州大学は新卒合格率が高い」とは書けません。 各回の12校中の順位は、第115回4位・第116回3位・第117回7位・第118回7位・第119回9位です。とくに第118回の88.5%は、同じ回の12校平均89.1%をわずかに下回っており、12校中7位でした。

受験回九州大学国公立12校平均
第115回82.2%80.9%+1.3pt
第116回83.8%80.8%+2.9pt
第117回89.4%89.1%+0.2pt
第118回88.5%89.1%−0.6pt
第119回83.8%85.1%−1.3pt

言えるのは「高い」ではなく「他校と変わらない」です。 そして、この「他校と変わらない」という事実こそが、本記事でいちばん大事な数字になります。国家試験の場で九州大学の受験生が他校に劣るという結果は、公表データからは出てきません。

分母が違うと、同じ大学が正反対に見えます

ここで注意したいのが、新卒合格率とストレート合格率は分母の対象が異なる別の指標だということです。新卒の分母は卒業試験や進級判定を通過した「その年の新卒受験者」、ストレートの分母は留年・退学も含めた「入学者数」です。この2つを並べます。

受験回新卒合格率ストレート合格率差(生値ベース)
第115回82.2%(分母45人)56.6%(分母53人)+25.6pt
第116回83.8%(分母37人)56.6%(分母53人)+27.2pt
第117回89.4%(分母47人)54.7%(分母53人)+34.6pt
第118回88.5%(分母52人)59.6%(分母52人)+28.8pt

この4回の平均は29.1ポイントで、国公立12校で最も大きい差です。 2位の大阪大学(18.2ポイント)とは10.8ポイント離れており、しかも4回すべてが25ポイント以上ですので、単年の偶然ではありません。

差が大きいということが何を意味するかを、ことばにしておきます。新卒合格率は「国家試験を受けた人のうち何割が受かったか」、ストレート合格率は「入学した人のうち何割が6年で受かったか」を示します。この2つが29ポイント開いているということは、6年で国家試験の受験そのものにたどり着いた人の割合が小さい、ということです。 大学のパンフレットに載る数字と、入学前の人が本当に知りたい数字が、九州大学では12校で最も大きくずれます。

ただし、入学者数と新卒受験者数の差を、そのまま「6年で到達できなかった人数」と読むことはできません。 新卒受験者には過去の学年から留年を経て合流した学生も含まれるためで、単純な引き算では到達率になりません。本記事でもその計算は使っていません。

大学自身が公表している卒業率も、同じ方向を示しています

ここで、九州大学が認証評価の資料のなかで公表している標準修業年限内卒業率を見ておきます。これは6年で卒業できた人の割合で、分母は入学者数とされており、ストレート合格率と同じ分母の取り方です。

卒業年度標準修業年限内卒業率対応する受験回同回のストレート合格率
平成28年度79.6%第110回75.9%+3.7pt
平成29年度71.7%第111回71.7%±0.0pt
平成30年度74.1%第112回68.5%+5.6pt
令和元年度69.8%第113回67.9%+1.9pt
令和2年度81.1%第114回71.7%+9.4pt
5年平均75.3%

5年すべてで「卒業率がストレート合格率と同じか、それ以上」になっており、その差は0.0ポイントから9.4ポイントに収まっています。 つまり、6年で卒業までたどり着いた人の大半は、その年の国家試験に合格しています。とくに平成29年度卒業(第111回)は、卒業率もストレート合格率も同じ71.7%でした。入学者数と公表されている率から計算すると、この年は38人が6年で卒業し、その38人全員が国家試験に合格した計算になります(大学が公表しているのは率のみで、人数は公表されていません)。

ただし、この卒業率には2つの限定があります。1つは、公表されているのが平成28年度卒業から令和2年度卒業までの5年分だけで、そこから更新が止まっていることです。 認証評価は数年おきに受ける制度で、九州大学が受審したのは令和3年度が直近です。もう1つは、この5年分が対応するのが第110回から第114回までであり、本記事が主題にしている第115回以降には、この卒業率のデータが存在しないことです。 したがって、「卒業率も下がった」とも「下がっていない」とも書けません。 データがないからです。

そのうえで、第110回から第114回について言えることは、卒業までたどり着ければ国家試験はほぼ通っているということです。負荷がかかっているのは国家試験そのものではなく、その手前の6年間だ、という読み方になります。次のセクションでは、その手前の段階について全国で比較できる唯一のデータ、留年率を見ていきます。

出典:厚生労働省(新卒・既卒・総数の合格率)/文部科学省(ストレート合格率)/九州大学 令和3年度 大学機関別認証評価 自己評価書および同 別紙様式(標準修業年限内卒業率)


留年率と退学率|令和7年度の留年率28.7%は12校で最も高く、退学率は12校中7位

留年率は12年間で17.5%から31.2%の間を動いています

ここでいう留年率は、文部科学省の集計で、その年度に在籍する学生のうち、在学中に一度でも留年または休学を経験した学生の割合を指します(その年度に留年した学生だけを数えたものではありません)。

年度全体の留年率12校中の順位
平成26年度17.5%2位
平成27年度18.6%2位
平成28年度19.0%3位
平成29年度17.8%5位
平成30年度18.1%5位
令和元年度21.7%1位
令和2年度22.4%1位
令和3年度24.1%1位
令和4年度27.4%1位
令和5年度31.2%1位
令和6年度31.0%1位
令和7年度28.7%1位

12年間の最小は平成26年度の17.5%、最大は令和5年度の31.2%で、幅は13.7ポイントです。前の年からの増減を数えると、上がった年が11回中8回、下がった年が3回。12年を通して見ると、留年率は上昇してきました。

ただし、直近2年は下がっています。 令和5年度31.2%、令和6年度31.0%、令和7年度28.7%という並びです。「上がり続けている」と現在形で書くと直近と食い違いますので、正確には12年間で見れば上昇してきたが、直近2年はやや下がった、となります。

令和7年度の28.7%は国公立12校で最も高い数値です

順位大学令和7年度の留年率
1位九州大学28.7%
2位東北大学17.1%
3位大阪大学16.4%
4位新潟大学16.2%
5位鹿児島大学14.8%
6位長崎大学14.7%
7位東京科学大学13.8%
8位九州歯科大学12.7%
9位北海道大学12.4%
10位徳島大学11.1%
11位広島大学11.0%
12位岡山大学10.7%
(参考)国公立12校 単純平均14.97%

28.7%は国公立12校で最も高く、単独の1位です。 2位の東北大学(17.1%)とは11.6ポイント差、12校平均14.97%の約1.9倍にあたります。2位以下の11校は10.7%から17.1%の間に収まっており、九州大学だけが離れた位置にあります。

順位の推移も見ておきます。令和元年度から令和7年度まで、7年連続で12校中1位です。12年間では1位が7回、2位が2回、3位が1回、5位が2回で、12年間ずっと12校の上位にあります。

さらに、この12年を前半6年と後半6年に分けると、九州大学は18.78%から27.47%へ、8.68ポイント上昇しています。これも12校で最も大きい上昇幅で、2位の新潟大学(+5.73ポイント)とは2.95ポイント差です。ストレート合格率の下げ幅も、留年率の上昇幅も、どちらも12校で最大なのは九州大学だけで、2つの指標が同じ方向を向いています。

学年別に見ても、どの学年も12校の水準を上回ります

令和7年度の学年別の留年率を、同じ学年どうしで12校と比べます。 学年をまたいだ比較は基準がそろいませんので、必ず同学年で並べます。

学年九州大学12校の同学年平均倍率12校中の順位
1年次15.9%6.43%2.47倍1位
2年次26.2%14.60%1.79倍2位
3年次31.7%14.93%2.12倍1位
4年次36.2%15.62%2.32倍1位
5年次36.7%19.94%1.84倍1位
6年次27.5%17.12%1.61倍1位

6学年のうち5学年で12校中1位です(2年次のみ2位で、1位は新潟大学の28.1%)。とくに1年次の15.9%は、12校の1年次平均6.43%の2.47倍で単独1位でした。

ここで、書けることの限界をはっきりさせておきます。この表から「どの学年でつまずくか」を読み取ることはできません。 留年率は在籍者を分母にした単年の断面であり、入学した学生が学年ごとにどう進んだかを示すデータではないからです。5年次の36.7%が6学年で最も高いからといって、「5年次が関門だ」とは言えません。学年ごとの進級人数を示す表が公表されていない以上、その分析は成立しません。

この表から言えるのは、「どの学年で切っても、九州大学の留年・休学の経験率は12校の水準より高い」ということまでです。

なお、留年率が高い理由、そしてこの12年で上昇してきた理由は、公表データからは分かりません。 進級判定の運用もカリキュラムも、公表資料からは確認できません。本記事では推測を書かず、数字の提示にとどめます。

退学率0.7%は国公立12校で7位です

次に退学率です。令和4〜6年度の3か年平均で、九州大学の退学率は0.7%でした。

区分退学率(令和4〜6年度3か年平均)
九州大学(12校中7位)0.7%
九州歯科大学(国公立12校で最も低い)0.1%
徳島大学・長崎大学(国公立12校で最も高い)1.1%
国公立12校 単純平均0.62%
私立17校 単純平均4.4%

この0.7%は国公立12校中7位で、中位です。九州大学の退学率は突出していません。 私立17校平均4.4%とも大きな差がありますが、これは設置形態(国公立/私立)の違いによるものであり、教育の質の優劣を示すものではありません。

ここは正確に押さえておきたい点です。九州大学のすべての指標が悪いわけではありません。 留年率は12校で最も高い一方で、退学率は中位、学費は国立の標準額どおり(次のセクション)、河合塾の偏差値も指標によるずれがありません(後述)。悪い数字だけを並べるのは、データの読み方として正しくありません。

出典:文部科学省(留年率・退学率)


学費と留年1年の経済的リアリティ|2026年度の入学料・授業料は国立標準額どおり

ここからはお金の話です。

入学料も授業料も、国立の標準額と同じ金額です

2026年度の学費は、入学料282,000円+授業料535,800円/年×6年=3,496,800円です(諸費用別途)。文部科学省令は国立大学の授業料と入学料に「標準額」(学部の授業料は年額535,800円、入学料は282,000円)を定めていますので、この標準額と並べてみます。

項目九州大学国立の標準額
入学料282,000円282,000円0円
授業料(年額)535,800円535,800円0円
入学料+授業料の6年合計3,496,800円3,496,800円0円

入学料・授業料ともに標準額どおりで、上乗せはありません。 歯学部に固有の上乗せ額や別建ての金額も、公表されている学生納付金のページには掲載されていません。

参考までに、国公立12校のなかには標準額と異なる授業料を掲載している大学もあります(2026年度の掲載額では東京科学大学の年額642,960円)。九州大学にはそうした上乗せがない、という位置づけです。

2027年度に向けた授業料改定の予告は、本稿執筆時点で九州大学の学生納付金ページに掲載されていません。 記載があるのは「在学中に授業料の改定が行われた場合、改定時から新授業料が適用されます」という一般的な注記のみです。

私立の約7.5分の1という水準

私立17校の6年総額の単純平均は約2,611万円ですので、九州大学の349.68万円はその約7.5分の1にあたります。学費を負担するご家庭にとって、この差は非常に大きいといえます。なお、この学費差は設置形態の違いによるものであり、教育内容や指導の質を示すものではありません。

この金額は入学料と授業料のみの合計で、学生保険や実習器具、教科書・参考書、学外実習の交通費などの諸費用は別途かかります。

留年1年の経済的リアリティ

留年1年の経済的な損失について、当ブログでは学費・生活費・機会損失を合わせて1,500万円という試算をしています(複数の前提を置いた当ブログ独自のモデル計算です)。試算の内訳と考え方は別の動画で詳しく扱っています。

ここが、本記事の数字が家計に直結する場所です。 国立の授業料は私立と比べれば大きな負担軽減になりますが、留年した場合の生活費や将来の収入機会の損失は、国公立か私立かに関係なく生じます。 授業料が年額535,800円だからといって、6年で終わらなかった場合のコストが小さくなるわけではありません。学費を負担する保護者の方にとっては、合格発表がゴールではなく、入学後の6年間こそが本番です。

なお、学費は入学年度によって変わる可能性がありますので、最新の金額は必ず九州大学の公式サイト・募集要項でご確認ください。

出典:九州大学 公式サイト(学生納付金)/文部科学省令「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」/私立17校の学費は各大学公式サイト


偏差値×ストレート合格率|方式別57.5の5校の中で出口は5位

最後に、国公立12校の中での立ち位置を「入口(偏差値)×出口(ストレート合格率)」で整理します。ここが本記事の中心です。

九州大学の2027年度入試向けの河合塾の数値は、方式別偏差値57.5/学部学科偏差値57.5/共通テスト得点率73%です(いずれも2026年8月確認時点の予想値)。方式別と学部学科の偏差値が同じ57.5で、指標によるずれはありません。

共通テスト得点率73%は、国公立12校のなかで上から3番目の水準です。ここは正確に書きます。73%は九州大学の単独ではなく、東北大学・岡山大学・広島大学と並ぶ4位タイ(4校)です。1位は東京科学大学・大阪大学の75%、3位が北海道大学の74%となっています。得点率の高さそのもので数えると75%・74%に次ぐ3番目の水準ですが、1位が2校の同率であるぶん順位はその先へ繰り上がるため、順位で数えると4位タイになるという関係です。入口の指標で見るかぎり、九州大学は国公立12校のなかで上位から中位に位置します。

河合塾 方式別偏差値(2027年度予想)× ストレート合格率3年平均(第116〜118回)の散布図(国公立12校)。回帰線はほぼ水平で、偏差値と出口はほとんど連動しない。中央の帯が方式別偏差値57.5の5校。出典:河合塾・文部科学省をもとに当ブログ作成

図を見ると、同じ横軸(同じ偏差値)の位置に、出口の実績が大きく異なる大学が縦に並んでいることが分かります。中央の帯が方式別偏差値57.5の5校で、その上端と下端の距離がそのまま本記事の主題です。

入口がほぼ同じ5校で、出口は27ポイント開きます

国公立12校の方式別偏差値は55/57.5/60の3水準に分かれており、57.5に該当するのは北海道大学・岡山大学・鹿児島大学・広島大学・九州大学の5校です。この5校を、出口のストレート合格率3年平均で並べます。

グループ内順位大学方式別偏差値共通テスト得点率ストレート合格率3年平均12校中の順位
1位北海道大学57.574%84.10%1位
2位岡山大学57.573%82.67%2位
3位鹿児島大学57.572%81.77%3位
4位広島大学57.573%72.33%8位
5位九州大学57.573%56.97%12位

入口の難易度がほぼそろった5校のなかで、九州大学の出口は5位です。 1位の北海道大学とは27.13ポイント、4位の広島大学とは15.36ポイントの差があります。これは統計モデルによる推計ではなく、公表値をそのまま並べた事実です。

もうひとつ見ていただきたいのが、右端の「12校中の順位」です。同じ57.5のグループにいる5校が、12校全体では1位・2位・3位・8位・12位に分かれています。 入口の指標が同じでも、出口の位置はまったく予測できない、ということがこの1列に出ています。

この5校はいずれも当ブログで個別に扱っていますので、読み比べていただくのがいちばん分かりやすいと思います。このグループの中での順位で、1位が北海道大学の記事、2位が岡山大学の記事、3位が鹿児島大学の記事、4位が広島大学の記事です(広島大学は12校全体では8位にあたります)。

国公立では偏差値と出口がほとんど連動しません

グループ内の比較を12校全体に広げると、この傾向はさらにはっきりします。国公立12校で方式別偏差値とストレート合格率3年平均の相関係数を計算すると、r≒−0.01とほぼゼロでした。散布図の回帰線がほぼ水平になっているのはこのためです。つまり、今回の国公立12校とこの指標の組み合わせでは、偏差値とストレート合格率の間に直線的な関係はほとんど確認できません。

実際、3年平均の上位3校(北海道・岡山・鹿児島)はいずれも方式別偏差値57.5で、最も高い60.0のグループ(東京科学・大阪・東北)には入っていません。そして同じ57.5に、12校で最も低い九州大学もいます。

なお、この結果は参考程度に受け止めるべきものです。国公立12校というサンプルは小さく(n=12)、方式別偏差値も55・57.5・60の3水準に集中しているため、横軸の分解能が低いという限界があります。そもそも相関がほぼゼロである以上、回帰線には偏差値から合格率を説明する力がほとんどなく、この結果を国公立歯学部全般に一般化することはできません。偏差値が高いから出口がよい、あるいは低いから悪い、といった因果関係として読むこともできません。

偏差値は入口の難易度、ストレート合格率は出口の実績です。国公立ではこの2つが連動しないからこそ、大学選びでは必ず両方を確認してください。

出典:河合塾(偏差値・共通テスト得点率)/文部科学省(ストレート合格率)


まとめ|3つのポイント

本記事のポイントを3つにまとめます。

国公立12校のストレート合格率3年平均ランキング(第116〜118回の単純平均)。九州大学は単独12位。出典:文部科学省のデータをもとに当ブログ作成
  1. 出口の実績: ストレート合格率3年平均は56.97%で国公立12校中12位(単独)。11位の徳島大学とは5.53ポイント、1位の北海道大学とは27.13ポイントの差。この10年を前半5回と後半5回で比べた下げ幅−9.46ポイントは12校で最も大きく(2位の徳島大学−5.00ポイントと4.46ポイント差)、直近3回の単年順位は11位・12位・12位
  2. 国家試験そのものの結果は他校と変わらない: 新卒合格率の4回平均は86.0%で12校中6位=中位(同じ4回の12校平均は85.0%)。新卒合格率とストレート合格率の差29.1ポイントは12校で最大で、大学が公表している標準修業年限内卒業率でも、平成28年度から令和2年度卒業の5年すべてで卒業率がストレート合格率と同じか上回っている。負荷がかかっているのは国家試験そのものではなく、その手前の6年間
  3. すべての指標が悪いわけではない: 令和7年度の留年率28.7%は12校で最も高く(2位の東北大学17.1%と11.6ポイント差)、12年間の上昇幅+8.68ポイントも12校で最大。一方で退学率0.7%は12校中7位で中位、2026年度の学費は入学料・授業料とも国立の標準額どおり(私立平均の約7.5分の1)、河合塾の偏差値も方式別・学部学科ともに57.5で指標によるずれがない

なお、12校中12位という結果はあくまで文部科学省・厚生労働省の全国集計に基づく統計的な評価であり、一人ひとりの結果を決めるものではありません。 合格や進級を最終的に決めるのは、一人ひとりの学習習慣です。そして、九州大学は学年ごとの進級データを公表していないため、この6年間の内側で何が起きているかを示すデータは存在しません。データが示していない領域には、本記事は踏み込みません。

そのうえで九州大学については、直近3回のストレート合格率が56.6%→54.7%→59.6%と推移し、第118回では入学者52人のうち31人が6年間で歯科医師になっています。 入学から国家試験までの6年間をひとまとめに見たときの通過実績は、この水準にあります。同時に、国家試験を受けた人の合格率(新卒合格率)は12校の中位で、他校と変わりません。この2つは、どちらも同じ大学の姿です。 大学選びの際は、1つの数字だけでなく複数の指標を組み合わせて判断することが、経済的なリスクを正しく見積もるうえでも大切になります。学費を負担するご家庭にとっても、合格発表がゴールではなく、入学後の6年間こそが本番です。出口の数字を複数年ぶん並べて確かめながら、6年間を通して学習のペースを保つ準備を進めてください。

同じ簡易フォーマットで扱った国公立3校(3年平均1位は北海道大学の記事、10年間ずっと12校6位以内を維持しているのは岡山大学の記事、単年で1位の年も11位の年もあるのは東京科学大学の記事)もあわせてご覧ください。他の歯学部と比較したい方は全国29歯学部の修学状況まとめ(親記事)へ、国公立12校の推移は国公立歯学部のストレート合格率 推移まとめへどうぞ。

データ出典: 文部科学省「歯学部の修学状況等の調査」ほか公表資料(ストレート合格率・留年率・退学率・入学者数)/厚生労働省 歯科医師国家試験結果(新卒・既卒・総数の合格率)/河合塾(2027年度予想偏差値・共通テスト得点率)/九州大学 公式サイト(学部通則・歯学部規則・入学者選抜概要・在籍学生数・学生納付金)/九州大学 歯学部(沿革・ポリシー)/九州大学 大学機関別認証評価 自己評価書および同 別紙様式(標準修業年限内卒業率)/文部科学省令「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」/私立17校の学費は各大学公式サイト

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歯学部受験情報館を運営しているシカラボです。 教育機関で10年以上、歯学部に関するデータを扱ってきました。 入学者ベースのストレート合格率・留年率・退学率など、見落とされやすい指標を、 厚生労働省・文部科学省・各大学公式サイトの一次資料から継続的に分析しています。
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