国公立大学の修学状況
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鹿児島大学の留年率・ストレート合格率・学費【最新データで総点検】【2026年8月更新】

kameman
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鹿児島大学に入学したら、6年で歯科医師になれる可能性はどのくらいあるのか。どの学年で留年しやすく、6年間でいくらかかるのか。本記事では、文部科学省「歯学部の修学状況等の調査」、厚生労働省の歯科医師国家試験結果、河合塾の偏差値データ、そして大学公式サイトの公表データを使って、パンフレットでは見えにくい「入学後の6年間」を総点検します。鹿児島大学は、昭和52年(1977年)に設置され、2027年に創立50周年を迎える国立歯学部です。

先に結論をお伝えすると、鹿児島大学のストレート合格率(修業年限内合格率)は、直近3年平均81.8%で国公立12校中3位という上位グループの実績です。確定した平成28年度入学世代を追跡すると、ストレート卒業率は90.6%と高水準で、10人に9人以上が6年間で卒業までたどり着いています。第117回に至っては96.2%と、この10年で最も高い数字を記録しました。出口の実力は、客観的なデータで見て高い大学だといえます。

ただし、本記事にはもう1つ大切な論点があります。この好成績を生んだ進級・卒業の詳細データ(どの学年で何人が進級・留年したか)を示す公式データは、令和4年5月1日現在で更新が止まっているという点です。確認できる最新の確定世代は平成28年度入学(第115回国試世代)にとどまり、当ブログがこれまで扱った東北大学・徳島大学(令和元年度入学=第118回)より3世代ぶんさかのぼります。一方で大学自身は、2024年のあいさつ文で「全国1位・3位」「96.2%」と最新の好成績を積極的にアピールしています。結果は積極的に語られている一方で、その結果に至る過程は見えにくい——情報公開の姿勢は消極的です。この「発信」と「透明性」のギャップが、鹿児島大学回のもう1つの見どころです。

この記事では、「出口は国公立12校中3位」「確定データは平成28年度入学で止まっている」「1年次の壁と、その後の手堅さ」「退学率と学費」という特徴をデータで確認し、最後に前向きな提言でまとめます。


目次

  1. 鹿児島大学の基本情報
  2. ストレート合格率とは(新卒合格率との違い)
  3. ストレート合格率の10年推移|3年平均81.8%は国公立12校中3位
  4. コホート追跡|確定データは平成28年度入学(第115回)で止まっている
  5. どの学年でつまずくか|脱落は1年次に集中(10.38%)
  6. 留年率は6.9〜14.8%で推移|退学率0.8%は国公立12校で中位
  7. 学費は入学金+授業料の6年合計で約350万円(国立標準額)と留年1年の経済的リアリティ
  8. 偏差値57.5×ストレート合格率3年平均81.8%|偏差値だけでは出口を予測できない
  9. 情報公開の視点|結果は語るが、過程は見えない
  10. まとめ|3つのポイント

鹿児島大学の基本情報

まず、大学の基本プロフィールを押さえておきます。

項目内容
所在地鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8丁目35番1号(桜ヶ丘キャンパス)
アクセス鹿児島市営バス・鹿児島交通バス各線「歯学部前」下車、徒歩約3分。JR指宿枕崎線「宇宿駅」から約1.4km、市電「脇田電停」から約1.5km
入学者数実績として53人で推移(平成28〜令和4年度・大学公表資料より)
河合塾偏差値(2027年度)方式別57.5/学部学科ランク57.5/共通テスト得点率 前期72%・後期78% ※2026年7月確認時点の予想値
学費(入学金+授業料の6年合計)349.68万円(国立標準額・県内外の区別なし)※2026年度掲載額・諸費用別途
附属病院鹿児島大学病院 歯科診療部門
大学院大学院医歯学総合研究科(医学部と統合した組織)

鹿児島大学の歯学部は、昭和52年(1977年)に設置された国立歯学部です。2027年に創立50周年を迎えます。入学定員は、平成元年度の60名から、平成15年度に55名、平成23年度に53名へと段階的に縮小されてきた経緯があります。大学公式サイトでは「南九州から世界に羽ばたくグローカル教育研究拠点」というスローガンが掲げられています。

修学状況の公表ページの正式名称は「鹿児島大学歯学部歯学科における修学状況」で、他学科への言及は確認できませんでした。本記事で扱うストレート合格率・進級・卒業・国家試験合格などの数値は、この歯学科(歯科医師を養成する6年制課程)のものです。

アクセス面では、鉄道の駅から距離があり、路線バスの「歯学部前」バス停が主要な入口になる点が、これまで扱った東北大学・徳島大学(いずれもJR駅から徒歩圏)とは異なる特徴です。

ここで、本記事を読むうえで大切な前提を1つお伝えします。鹿児島大学が公表している進級・留年の詳細データは、令和4年5月時点が最新で、それ以降は更新されていません。 学費の心配が少ない国立大学であり、出口の実力(ストレート合格率)も高い大学ですが、直近の学年別の様子まで知りたいご家庭は、オープンキャンパスや個別相談会などで大学に直接確認してみることをおすすめします。この「データの古さ」については、セクション9であらためて詳しく取り上げます。

出典:鹿児島大学 公式サイト(所在地・沿革・アクセス・学部構成・附属病院)/河合塾(偏差値)/大学公表資料(入学者数)


ストレート合格率とは(新卒合格率との違い)

本題に入る前に、当ブログが最重要指標としている「ストレート合格率」を説明します。すでにご存じの方は次のセクションへ進んでください。

大学の広告やパンフレットでよく使われるのは新卒合格率です。これは歯科医師国家試験の新卒受験者数を分母とした合格率で、卒業試験や進級判定で受験者が選別されたあとの数字です。つまり、入学前の人が本当に知りたい「入学してから歯科医師になれる確率」は、新卒合格率からは見えません。

そこで当ブログが主軸にしているのがストレート合格率(正式名称:修業年限内合格率)です。

  • 分母: 入学者数
  • 分子: 6年間(修業年限内)で国家試験に合格した人数

入学者を分母にするため、留年や退学も含めた6年間の現実がそのまま反映されます。

※ 本記事のコホート追跡・ストレート合格率・学年別脱落率の数値は、大学が文部科学省の様式に沿って公表しているデータに基づき、編入学を除く入学者ベースです(大学公表資料の注記に準拠)。


ストレート合格率の10年推移|3年平均81.8%は国公立12校中3位

それでは、鹿児島大学のストレート合格率を、第109回から第118回までの10年分で確認します。

図:ストレート合格率の10年推移(鹿児島大学 vs 国公立12校平均・第109〜118回)。出典:文部科学省のデータをもとに当ブログ作成
受験回鹿児島大学国公立12校平均
第109回55.4%67.4%
第110回73.6%69.6%
第111回73.1%72.1%
第112回73.6%70.9%
第113回64.2%69.9%
第114回79.2%71.5%
第115回71.7%65.7%
第116回77.4%71.3%
第117回96.2%75.0%
第118回71.7%75.6%

※国公立12校平均は、当ブログが文部科学省のデータをもとに独自に算出した数値です。東京科学大学は2024年10月に東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して誕生した大学で(「改称」ではありません)、この集計では統合前の東京医科歯科大学の実績を東京科学大学の実績として通算しています。

このデータで最も目を引くのは、第117回の96.2%です。これは鹿児島大学のこの10年で最も高い数字であり、同じ回の国公立12校平均(75.0%)を21.2ポイントも上回りました。一方で、鹿児島大学のストレート合格率は年によって大きく振れます。10年間の実数値は最小55.4%(第109回)〜最大96.2%(第117回)で、その差は40.8ポイントに達します。とくに第117回の96.2%から第118回の71.7%へは、1回で24.5ポイントも下がりました。第109回(55.4%)・第113回(64.2%)・第118回(71.7%)は国公立12校平均を下回っており、鹿児島大学は「平均を大きく上回る回」と「下回る回」の両方をもつ、振れ幅の大きい大学です。

なお、参考までに私立15大学平均(第109〜118回で36%台〜43%台)と比べると、鹿児島大学は最も落ち込んだ第109回(55.4%)を含め、いずれの回も上回っています。ただし、これは国公立と私立という設置形態の違いによるもので、大学の教育の質の優劣を示すものではありません。国公立は選抜性が高く定員も少ないため、私立平均との単純比較には注意が必要です。

※私立15大学平均は、ストレート合格率が突出して高い東京歯科大学・昭和医科大学(旧・昭和大学)の上位2校を除いた、当ブログ独自集計の平均値です。

※ ここでのストレート合格率(修業年限内合格率)は、文部科学省の修学状況データに基づくもので、確認できる最新回は第118回です。厚生労働省が公表する国家試験の結果自体は第119回(2026年3月発表)まで出ていますが、ストレート(修業年限内)の集計は第118回までが最新である点にご注意ください。

直近3年平均は81.8%=国公立12校中3位

単年の数字は大きくぶれるため、当ブログでは直近3年の平均で評価します。第116〜118回の各回のストレート合格率を平均すると81.8%で、国公立12校中3位の上位グループです。

※ 本記事の3年平均は、各回の合格率(%)を単純平均したものです(12校すべて同じ方法でそろえています)。鹿児島大学は3年とも入学者数が53人でそろっているため、入学者数と合格者数をそれぞれ合算して求める方法(加重平均)でも81.8%となり、どちらの計算でも同じ数字になります。

順位大学3年平均(第116〜118回)
1位北海道大学84.1%
2位岡山大学82.7%
3位鹿児島大学81.8%
4位新潟大学80.0%
5位東京科学大学76.5%
6位長崎大学76.0%
7位九州歯科大学73.7%
8位広島大学72.3%
9位大阪大学71.1%
10位東北大学70.0%
11位徳島大学62.5%
12位九州大学57.0%

出口の実績としては、国公立12校の中で上位グループにあたります。1位の北海道大学(84.1%)とは2.3ポイント差、2位の岡山大学(82.7%)とは0.9ポイント差と、トップ争いの一角に位置しています。

ここで、単年の数字だけを見るときの注意点を1つお伝えします。同じ12校を第118回の単年だけでランキングすると、鹿児島大学は8位(71.7%)に下がります。 これは、第117回の96.2%という突出した高成績が翌年の第118回で71.7%まで下がった影響です。前述のとおり、鹿児島大学のストレート合格率は10年間で40.8ポイントもの振れ幅があります。このように単年では大きくぶれるからこそ、当ブログでは3年平均を主指標として採用しています。 鹿児島大学は、まさに「単年でなく複数年で見るべき」ことを教えてくれる好例だといえます。

国公立12校のストレート合格率10年推移をまとめて比較したい方は、国公立歯学部のストレート合格率 推移まとめをご覧ください。第118回単年の詳しい順位は、第118回 国公立歯学部ストレート合格率ランキングで確認できます。

出典:文部科学省(ストレート合格率)


コホート追跡|確定データは平成28年度入学(第115回)で止まっている

次に、実際に入学した学生がどの学年で減っていくのかを、入学年度別(コホート)に追跡します。ただし、鹿児島大学ではここで大切な前提があります。

まず「データの時点」を整理する

当ブログがこれまで扱った東北大学・徳島大学は、修学状況の公表データが令和7年5月1日現在(最新)で、令和元年度入学世代(第118回国試世代)まで卒業・国家試験の結果が確定していました。一方、鹿児島大学の進級・卒業データは、令和4年5月1日現在で更新が止まっています。 その結果、卒業・国家試験の結果まで完全に確定している最新の世代は平成28年度入学(第115回国試世代)にとどまり、東北大学・徳島大学より3世代ぶんさかのぼることになります。

さらに、本記事で使うデータは大きく3つの「時点」に分かれます。この違いを整理しておくと、以降の説明が読み解きやすくなります。

図:本記事で使うデータの「時点」の違い。進級・卒業の詳細データ(コホート追跡)が最も古く、ストレート合格率の推移・新卒/総数合格率は、より新しい時点まで確認できる。出典:文部科学省・厚生労働省・大学公表データをもとに当ブログ作成
データの種類確認できる最新の時点出典
進級マトリクス・コホート生存曲線(本セクション)平成28年度入学(第115回)まで確定・令和4年5月1日凍結大学公式サイト
ストレート合格率の推移・3年平均(セクション3)第118回まで(最新)文部科学省
新卒・総数合格率(本セクション末尾)第119回まで(さらに最新)厚生労働省

同じ「鹿児島大学の国家試験まわりの数字」でも、コホート追跡は3世代古い凍結データ、ストレート合格率の推移や直近の合格率はより新しいデータであることを、頭の片隅に置きながら読み進めてください。

確定コホート(平成28年度入学53人)のゆくえ

まず、卒業・国家試験まで結果が確定している平成28年度入学世代(第115回国試世代・入学者53人)を追跡します。

図:入学者のゆくえ(平成28年度入学世代のコホート生存曲線)。53人でスタートし、ストレート卒業48人・国試合格38人に至る。出典:大学公表データをもとに当ブログ作成
学年の段階人数入学者53人に対する割合
入学(1年次)53人100%
2年次49人92.5%
3年次49人92.5%
4年次49人92.5%
5年次49人92.5%
6年次48人90.6%
ストレート卒業48人90.6%
国家試験合格38人71.7%

53人でスタートし、2年次で49人へと4人減っています。ここが進級段階では最大の落ち込みです。その後は、2年次49人、3年次49人、4年次49人、5年次49人と3年間まったく減らずにフラットに推移し、6年次で48人になりました。そしてストレートで卒業できたのは48人。入学者53人に対してストレート卒業率は90.6%です。10人に9人以上が6年間で卒業までたどり着いている計算になり、比較できる国公立8校の中でも最も高い水準です。1年次にわずかな関門はあるものの、それを越えた学生は、きわめて安定して卒業まで進んでいることが分かります。なお、ストレート卒業した48人のうち第115回国家試験に合格したのは38人で、入学者53人を分母にしたストレート合格率は71.7%です。卒業から国家試験までの不合格率20.83%(48人中10人)は、次のセクションで見る進級各段階の脱落率(最大の1年次でも10.38%)より大きく、徳島大学(18.18%)と似た構造ですが、これは平成28年度入学世代1つのみの実績であり、統計的な安定性は高くありません。

平成29年度以降の世代は「途中で止まっている」

問題は、平成28年度より新しい世代です。令和4年5月1日でデータが凍結されているため、平成29年度以降の6つの世代は、いずれも途中の学年までしか公表されていません。

入学世代入学2年次3年次4年次5年次6年次ストレート卒業国試合格
平成28年度(第115回・確定)53494949494848(90.6%)38(71.7%)
平成29年度534847464544未公表未公表
平成30年度5351515151
令和元年度53494743
令和2年度533737
令和3年度5351
令和4年度53

※「―」は令和4年5月1日時点でその学年にまだ到達していないこと、「未公表」は6年次まで到達しているものの卒業・国家試験の集計が公表されていないことを示します。

たとえば平成29年度入学世代は6年次(44人)まで到達していますが、卒業・国家試験のストレート集計は令和4年5月1日時点で公表されていません。平成30年度入学世代は5年次まで、令和元年度入学世代は4年次までしかデータがありません。これらの世代の最終的な卒業率・合格率は、大学が新しいデータを公表しない限り、確認できないままです。 本記事では、これらの世代の卒業・国家試験の結果を予測することはしません。

なお、大学が公表した令和3年度の卒業留年に関する資料では、6年次に在籍していた学生52人が全員卒業し、卒業留年率は0%(大学公表値)でした。ここで注意したいのは、この「6年次在籍総数52人」と、先ほどの平成28年度入学世代の「6年次進級者48人」は別の集団だということです。52人は、平成28年度入学世代の48人に、それより前の入学世代で留年を経験し6年次に在籍している学生などを加えた、令和3年度時点の6年次在籍者全体です。この2つの「6年次」の数字を同一視して、差の4人を「留年した学生数」と読むことはできません。また、卒業留年率0%は「令和3年度に限って」6年次在籍者が全員卒業したという意味であり、鹿児島大学に留年が一切ないという意味ではありません。平成28年度入学世代自体、53人のうち5人が標準の6年で6年次まで到達できていません。

混同しやすい数字の整理

最後に、混同しやすい数字を整理しておきます。厚生労働省が公表する第115回の鹿児島大学の新卒合格率は75.0%ですが、これは「その年度の新卒受験者52人」を分母にした数字です。この新卒受験者52人は、大学公表資料の6年次在籍総数52人と一致します。一方、新卒で合格した39人と、コホート追跡で見た標準修業年限内の国家試験合格者38人は、わずか1人違います。新卒受験者52人のうち、標準の6年で卒業したのは48人で、残り4人は延長した修業年限で令和3年度に卒業した学生とみられます。新卒合格39人と標準修業年限内合格38人の1人差は、この延長修業年限で卒業した学生のうちの合格者と考えられますが、正確な内訳は公表データからは分かりません。

※ なお、歯科医師国家試験の結果は年度によって変動します。厚生労働省が公表する直近の第119回(2026年3月発表)では、鹿児島大学の新卒合格率は90.2%(前年の第118回は90.7%)、総数でも76.0%(前年80.4%)と、わずかに下がりました。いつの世代も同じ結果になるとは限りません。原因については公表データからは分かりません(第119回は新卒・総数の数値で、ストレート=修業年限内の集計はまだ第118回までが最新です)。

出典:大学公表データ(令和4年5月1日基準)/厚生労働省(新卒・総数合格率)


どの学年でつまずくか|脱落は1年次に集中(10.38%)

「どの学年でつまずきやすいか」は、大学選びでいちばん知りたいところでしょう。ここで注意が必要です。よく使われる学年別の留年率(その年度の在籍者のうち、留年・休学を経験した学生の割合)では、実は「どの学年でつまずくか」は正確にはわかりません。留年・休学を経験した学生は上の学年に積み上がっていくため、高学年ほど数字が大きく出やすいからです。

そこで本記事では、入学した世代(コホート)ごとに、各学年で何%の学生が予定どおり上の学年へ進級できず脱落したかを計算しました。平成28年度から令和3年度までの入学世代について、大学が公表している入学年度別の進級データ(令和4年5月1日現在)を用い、各学年遷移の脱落率をプール集計したものが次の図と表です。

図:学年別の脱落率(入学複数世代のプール集計)。鹿児島大学は「1年次の壁」型。出典:大学公表データをもとに当ブログ作成
学年(遷移)1年次(入学→2年)2年次(2→3年)3年次(3→4年)4年次(4→5年)5年次(5→6年)
脱落率10.38%1.28%2.58%0.68%2.13%
集計世代数6世代5世代4世代3世代2世代

結果ははっきりしています。鹿児島大学で最も脱落率が高いのは1年次から2年次に上がるときの10.38%です。これに対して2年次から3年次は1.28%、3年次から4年次は2.58%、4年次から5年次は0.68%、5年次から6年次は2.13%と、おおむね低い水準で推移します。つまり鹿児島大学は、1年次から2年次に上がる時期に最大の関門があり、そこを越えれば進級は相対的に安定する、という「1年次の壁」型の構造です。これは徳島大学(1年次10.0%)と近い形です。

参考までに、平成28年度から令和4年度までの各入学世代の生存曲線を重ねて描いたのが次の図です。入学者数が全世代で53人と一律のため、正規化はシンプルです。

図:入学世代別(平成28〜令和4年度)の生存曲線の重ね描き。各世代の入学者数53人で正規化。到達している学年までを表示。令和2年度世代のみ、1→2年次で突出して大きく落ち込んでいる。出典:大学公表データをもとに当ブログ作成

このグラフで1つ、目を引く点があります。令和2年度入学世代だけは、1年次から2年次に上がる段階で53人から37人へと16人(30.2%)も減っていることです。他の6世代は、同じ1年次から2年次の減少が2人から5人(3.8%から9.4%)にとどまっており、令和2年度世代の落ち込みは一桁レベルで大きい外れ値です。この数字は大学の公式データとして確認できたものですが、なぜこの世代でこれほど大きな落ち込みが起きたのか、その原因は公表データからは分かりません。 時期としては新型コロナウイルス感染症の影響が広がった2020年度の入学と重なりますが、これはあくまで時期の一致であり、因果関係を示すものではありません。

  • 今回のデータで最もつまずきやすいのは1年次から2年次に上がるタイミング。ここを越えると進級は相対的に安定します。
  • 逆に言えば、入学直後の1年次の学習でしっかり土台を固めることが、その後の6年間を左右するとも言えます。

なお、なぜ1年次で脱落がやや集中するのか、その理由までは公表データからはわかりません。数字はあくまで結果の傾向として受け止めてください。

出典:大学公表データ(令和4年5月1日現在・編入学を除く)


留年率は6.9〜14.8%で推移|退学率0.8%は国公立12校で中位

次に、留年率と退学率を確認します。

留年率(在籍者ベース)は6.9〜14.8%の範囲

まず留年率です。ここでいう留年率は、文部科学省の集計で、その年度に在籍する学生のうち、在学中に一度でも留年または休学を経験した学生の割合を指します(その年度に留年した学生だけを数えたものではありません)。鹿児島大学全体の留年率は、平成26年度以降で最小6.9%(平成30年度)〜最大14.8%(令和7年度)の範囲で推移しています。

注目したいのは、令和4年度から令和7年度にかけての4年間で、留年率が10.9%→12.9%→13.2%→14.8%と一貫して上昇している点です。直近の令和7年度(14.8%)は、この12年間で最も高い水準にあります。この上昇の背景については、進級や卒業の判定が慎重になっている可能性も考えられますが、断定はできません。

令和7年度の学年別の留年率は、1年次5.4%、2年次15.5%、3年次8.5%、4年次11.8%、5年次26.6%、6年次19.5%でした。最も高いのは5年次の26.6%で、次いで6年次の19.5%です。

なお、大学のあいさつ文(2024年4月付・詳しくはセクション9)には「全国に29ある歯学部の中で特に留年率が低く」という記述があります。ただしこれは、あいさつ文が書かれた2024年4月時点の認識を述べたものと考えられ、その後の令和7年度(14.8%)にかけて留年率は上昇しています。また、全国29校の留年率を横断的にランキングしたデータは本記事の範囲では扱っておらず、「全国トップクラス」かどうかの当否は検証していません(データなし)。あいさつ文の記述と、直近の上昇傾向は、時点が異なる情報として両方を押さえておいてください。

退学率0.8%は国公立12校で中位

次に、退学率を見てみます。令和4〜6年度の3か年平均で、鹿児島大学の退学率は0.8%です。

区分退学率(令和4〜6年度3か年平均)
鹿児島大学0.8%
国公立12校 単純平均約0.6%
私立17校 単純平均4.4%

この0.8%という数字は、国公立12校の中では8位(中位)にあたります。九州大学(0.7%)と、新潟大学(0.9%)・広島大学(1.0%)などの間に位置します。全国29の歯学部(国公立12校+私立17校)の中でも8位です。前のセクションまで見てきたとおり、鹿児島大学はストレート合格率3年平均が国公立12校中3位と高い一方で、退学率は突出して低いわけではなく、中位にとどまっているという組み合わせです。これは、退学率が良好だった東北大学(0.5%)とも、国公立で最も高いグループだった徳島大学(1.1%)とも異なる位置づけです。

ただし、なぜ退学率が中位なのか、その原因は公表データからは分かりません。これらは統計上の割合であって、個々の学生の事情はさまざまです。なお、私立17校平均の4.4%と比べると大幅に低い水準ですが、この差は設置形態(国公立/私立)の違いによる面もあり、大学の教育の質の優劣を単純に示すものではありません。

出典:文部科学省(留年率・退学率)


学費は入学金+授業料の6年合計で約350万円(国立標準額)と留年1年の経済的リアリティ

ここからはお金の話です。鹿児島大学は国立大学のため、学費は大きな魅力のひとつです。

学費の内訳(2026年度)

項目金額
入学金282,000円
年間授業料535,800円 × 6年
入学金+授業料の6年合計3,496,800円

鹿児島大学の入学金+授業料の6年合計349.68万円は、文部科学省が定める国立大学の標準額とまったく同じ水準です(年間授業料535,800円は国立標準額と同額)。国立大学のため、県内者・県外者の区別はなく、一律です。なお、この金額は入学金と授業料のみの合計で、このほかに学生保険や実習器具、教科書・参考書、学外実習の交通費などの諸費用が別途かかります

これを私立と比べると、その差は歴然としています。私立17校の6年総額の単純平均は約2,611万円。鹿児島大学はその約7.5分の1にあたります。私立で最も安い明海大学・朝日大学(1,793万円)と比べても約5分の1です。学費を負担するご家庭にとって、この差は非常に大きいといえるでしょう。なお、この学費差は国公立と私立という設置形態の違いによるものであり、教育内容や指導の質を示すものではありません。

※ 本セクションの学費は、2026年7月時点で大学公式サイト等に掲載されている2026年度の金額に基づきます(2027年度の学費は本記事執筆時点で未公表のため、2026年度額を使用しています)。最新情報は必ず大学公式サイト・募集要項でご確認ください。

留年1年の経済的リアリティ(当ブログの独自試算)

当ブログでは、留年1年の経済的損失を1,500万円と試算しています。

  • 学費 500万円(※実際の各大学の学費額ではなく、全大学共通の固定値です)
  • 生活費 200万円
  • 機会損失 800万円(キャリア終盤の1年分の年収が消える考え方)

この試算はあくまで当ブログ独自のモデル計算です。ただし、この500万円は全大学共通の固定値モデルであり、鹿児島大学の実際の年間授業料は535,800円(国立大学標準額と同額)と、モデル値よりはるかに低い水準です。実額に置き換えると、留年1年あたりの損失は、生活費200万円+機会損失800万円を中心とした1,000万円程度が現実的な下限になります。ただし、生活費200万円・機会損失800万円は一定の前提を置いた概算であり、住まいや就職の時期、将来の収入などによって実際には大きな個人差があります。1,500万円という数字は、鹿児島大学の実際の追加負担額ではなく、複数の前提を置いた参考シナリオとしてご覧ください。

ここで、先ほどのコホートのデータを思い出してください。確定コホート(平成28年度入学世代)のストレート卒業率は90.6%。10人に9人以上はストレートで卒業できる計算ですが、卒業後の国家試験の結果次第では、生活費や将来の収入機会の面で大きな経済的影響が生じる可能性があります。学費を負担する保護者の方にとっては、合格発表がゴールではなく、入学後の6年間こそが本番です。学費の安さという大きなメリットがある一方で、留年や国家試験でつまずいた場合の生活費や機会損失は設置形態に関係なく生じる、という両面を押さえておきましょう。

出典:鹿児島大学 公式サイト(学費)/私立17校の学費は各大学公式サイト


偏差値57.5×ストレート合格率3年平均81.8%|偏差値だけでは出口を予測できない

最後に、国公立12校の中での立ち位置を「入口(偏差値)×出口(ストレート合格率)」で整理します。

その前に、鹿児島大学の偏差値を確認します。2027年度入試向けの河合塾の数値は、次のようになっています(いずれも2026年7月確認時点の予想値)。

  • 方式別偏差値(前期日程):57.5(国公立12校の中では中位。最高60.0の東北・東京科学・大阪と、最低55.0の新潟・徳島・長崎・九州歯科の間)
  • 学部学科偏差値:57.5(複数の入試方式をまとめ直したランク)
  • 共通テスト得点率:前期日程72%/後期日程78%

鹿児島大学は、方式別偏差値と学部学科偏差値が57.5でぴったり一致しており、指標による評価の割れがありません。徳島大学(方式別55.0・学部学科60.0で5.0ポイントの開き)とは対照的です。ただし、この一致は鹿児島大学だけの特徴ではありません。国公立12校のうち、北海道大学・東北大学・東京科学大学・九州大学も同様に一致しており、12校中5校が同じ状況です。珍しいことではない点は押さえておいてください。

なお、共通テスト得点率は前期72%・後期78%と、後期日程の方が6ポイント高いという特徴があります。後期日程の難易度が相対的に高いことをうかがわせますが、前期・後期の定員配分などの詳細はデータがなく、断定はできません。

図:河合塾 方式別偏差値(2027・前期日程)× ストレート合格率3年平均の散布図(国公立12校)。横軸は前期日程の方式別偏差値。偏差値とストレート合格率の相関はほぼゼロ。出典:河合塾・文部科学省をもとに当ブログ作成

まず入口と出口の事実を並べてみます。鹿児島大学の方式別偏差値57.5は国公立12校の中で中位、出口のストレート合格率3年平均81.8%は12校中3位でした。入口は中位、出口は上位グループという組み合わせです。ただし、これを「偏差値がこうだから合格率もこうなる」といった因果関係で解釈するのは適切ではありません。

ここで大切なのが、国公立12校全体を見ると、偏差値とストレート合格率の間にはほとんど相関がないことです。国公立12校で偏差値(方式別)とストレート合格率3年平均の相関係数を計算すると、r≒−0.01とほぼゼロでした。参考までに、当ブログが以前私立16校(BF校を除く)で同じ計算をしたときはr≒0.73で、こちらは「偏差値が高い大学ほど出口も高め」という緩やかな右肩上がりの傾向が見られました(ただし例外もあります)。国公立ではその緩やかな傾向すら当てはまらないのです。

つまり、今回の国公立12校とこの指標の組み合わせでは、偏差値とストレート合格率の間に直線的な関係はほとんど確認できませんでした。だからこそ国公立では、大学ごとにストレート合格率を個別に確認することが大切です

なお、この結果は参考程度に受け止めるべきものです。国公立12校というサンプルは小さく(n=12)、方式別偏差値も55・57.5・60の3水準に集中しているため、横軸の分解能が低いという限界があります。そもそも相関がほぼゼロである以上、回帰線そのものに偏差値から合格率を説明する力はほとんどなく、今回の結果を国公立歯学部全般に一般化することはできません。

いずれにせよ、偏差値は入口の難易度、ストレート合格率は出口の実績です。国公立ではこの2つが連動しないからこそ、大学選びでは必ず両方を確認してください。当ブログの歯学部偏差値ランキングの分析記事では、国公立12校の方式別偏差値・学部学科偏差値・共通テスト得点率・ストレート合格率を同じ表で比較していますので、あわせてご覧ください。

出典:河合塾(偏差値・共通テスト得点率)/文部科学省(ストレート合格率)


情報公開の視点|結果は語るが、過程は見えない

ここまで見てきたとおり、鹿児島大学は出口の実力が高い大学です。ストレート合格率3年平均は81.8%で国公立12校中3位、確定した平成28年度入学世代のストレート卒業率は90.6%、第117回のストレート合格率は96.2%と、この10年で最も高い数字を記録しました。

この好成績は、大学自身も積極的に発信しています。2024年4月付の歯学部長あいさつ文には、次のような記述があります。

もともと本学歯学部は、全国に29ある歯学部の中で特に留年率が低く、最低修業年限国家試験合格率(通称「ストレート合格率」)は全国トップクラスでしたが、この新カリキュラムで教育を受けて令和3年・4年に卒業した学生の同合格率は、それぞれ全国1位・3位となっており、令和5年度の卒業生は96.2%と驚異的な値を達成しています。
(脚注:平成22年から令和5年まで(14年分)の平均値は73.8%で全国4位)

このうち「令和5年度の卒業生は96.2%」という数字は、文部科学省のデータで確認できる第117回のストレート合格率(96.2%)と完全に一致しています。

ここで1つ、大切な注意点があります。あいさつ文に出てくる順位は、根拠となる集計方法が2種類あります。「令和3年・4年に卒業した学生の合格率がそれぞれ全国1位・3位」というのは、令和3年度卒業生・令和4年度卒業生の”それぞれ単年”のストレート合格率を、全国29校の中で順位づけしたものです。一方、脚注の「平成22年から令和5年まで(14年分)の平均値73.8%で全国4位」は、14年分を平均した順位です。いずれも大学が独自に、全国29校を対象に算出したもので、本記事の「国公立12校中3位」(第116〜118回の3年平均を国公立12校だけで順位づけ)とは、対象期間も対象校数も異なります。「全国1位・3位」(各年度の単年)、「全国4位」(14年平均)、「国公立12校中3位」(本記事の3年平均)は、それぞれ別の指標として受け止めてください。

好成績を生んだ「過程」のデータは3年前で止まっている

大学が結果を積極的に発信している一方で、その結果を生んだ進級・卒業の過程を示す詳細データは、令和4年5月1日現在で更新が止まっています。 セクション4で見たとおり、卒業・国家試験まで結果が確定している最新の世代は平成28年度入学(第115回)にとどまります。

象徴的なのが、あいさつ文で「96.2%」とアピールされている令和5年度の卒業生、つまり平成30年度入学世代です。この世代の96.2%という結果は語られているものの、その世代がどの学年で何人進級・留年したかという過程のデータは、公式の進級マトリクスでは「5年次まで到達」の段階で止まっており、卒業までの内訳が公表されていません。 さらに、学生数を掲載するページに至っては令和2年5月1日現在とさらに古く、複数の統計ページで更新が止まっている状況が確認できます。

言い換えると、鹿児島大学は「結果」は積極的に語っている一方、「結果に至る過程」を示す情報公開の姿勢は消極的です。受験生や保護者が大学選びで本当に知りたいのは、結果の数字だけでなく、「その数字がどう達成されているか(進級のしやすさ・留年のリスク)」という過程の情報です。過程が見えにくいと、判断材料として活用しづらい面があります。

この見立ては、当ブログが2026年6月に公開した歯学部29大学の情報公開姿勢ランキングとも整合します。この記事では、鹿児島大学は国公立のB4グループ(新潟・長崎・広島・鹿児島)に分類されていました。今回判明した「令和4年5月1日での更新停止」という事実は、この既存の格付けを裏づける追加のエビデンスといえます。

なお、ここで大切なことをお伝えします。本記事で情報公開の姿勢を取り上げたのは、鹿児島大学の教育の質を批判する意図ではまったくありません。 むしろ出口の実力(ストレート合格率3年平均81.8%・国公立12校中3位)は客観的に高く、大学自身もその成果を積極的に発信しています。だからこそ、その実力を生んだ進級・留年の過程についても最新のデータが公表されれば、受験生や保護者にとってさらに説得力のある判断材料になるはずです。データの更新を、今後期待したいところです。

出典:鹿児島大学 公式サイト(歯学部長あいさつ文・修学状況・学生数ページ)/文部科学省(ストレート合格率)


まとめ|3つのポイント

本記事のポイントを3つにまとめます。

  1. 出口の実績: ストレート合格率は直近3年平均81.8%で国公立12校中3位の上位グループ。確定した平成28年度入学世代はストレート卒業率90.6%で、10人に9人以上が6年間で卒業までたどり着いている。第117回の96.2%はこの10年で最も高い数字。ただし単年では振れ幅が大きく、第118回だけで見ると8位に下がる(だからこそ3年平均で見る)
  2. 構造とデータの古さ: 学年別の脱落は1年次に集中(10.38%)し、2年次以降は総じて低水準の「1年次の壁」型。ただし、この進級・卒業の詳細データは令和4年5月1日で更新が止まっており、確定した最新世代は平成28年度入学(第115回)にとどまる。大学は好成績を積極的に発信している一方、その過程を示す情報公開の姿勢は消極的
  3. お金: 入学金+授業料の6年合計349.68万円(国立標準額)は私立平均の約7.5分の1という大きなメリット。ただし留年すれば、学費が安い国立でも生活費や将来の収入機会の損失が生じる(当ブログの留年1年1,500万円モデルは私立想定の参考試算・実額ベースではおよそ1,000万円程度が目安)

確定コホートのストレート卒業率は90.6%。10人に9人以上はストレートで卒業できる計算ですが、卒業後の国家試験の結果次第では、学費の安い国立でも、生活費や将来の収入機会の面で大きな経済的影響が生じる可能性があります。学費を負担するご家庭にとっても、合格発表がゴールではなく、入学後の6年間こそが本番です。

なお、本記事で示した数字はあくまで統計的な評価です。合格や進級を最終的に決めるのは一人ひとりの学習習慣であって、鹿児島大学の在学生や志願者の方を貶める意図はまったくありません。むしろ鹿児島大学は、1年次の関門を越えれば進級がきわめて安定し、確定世代のストレート卒業率が比較可能校の中で最も高い水準という、出口の実力が高い大学です。入学直後の1年次の学習習慣を大切にすれば、その後の6年間を着実に歩み、ストレートで歯科医師を目指せる環境が整っていると言えるでしょう。そして、その実力を裏づける進級・卒業の詳細データが最新の形で公表されれば、鹿児島大学の魅力はさらに正確に伝わるはずです。データの更新を前向きに期待したいところです。

鹿児島大学だけでなく、全国29歯学部の留年率・卒業率・ストレート合格率を横断的に比較したい方は、「歯学部 留年率・卒業率ランキング【全29大学・最新データ】」もあわせてご確認ください。国公立12校のストレート合格率の推移は国公立歯学部のストレート合格率 推移まとめで確認できます。

データ出典: 文部科学省「歯学部の修学状況等の調査」/厚生労働省 歯科医師国家試験結果/河合塾(偏差値)/鹿児島大学 公式サイト

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歯学部受験情報館を運営しているシカラボです。 教育機関で10年以上、歯学部に関するデータを扱ってきました。 入学者ベースのストレート合格率・留年率・退学率など、見落とされやすい指標を、 厚生労働省・文部科学省・各大学公式サイトの一次資料から継続的に分析しています。
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