九州歯科大学の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2024年データ】
 
										本記事では、九州歯科大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、九州歯科大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
九州歯科大学の進級者数からみえる留年率

まずは九州歯科大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
九州歯科大学の各年度における入学者数と進級者数


九州歯科大学では平成30年度に入学した学生95人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が76人となっているね。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
九州歯科大学の各年度における留年率


九州歯科大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、4年次の留年率が国公立の中央値よりやや高いけど、それ以外の学年は国公立の中央値とほぼ同じぐらいの数値になっているね。
例外的に令和2年度入学者の2年次が留年率が10%を超えていて、その影響でストレートで進級している学生の割合が少し低くなっているね。
九州歯科大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、九州歯科大学の平成30年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第117回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


平成30年に九州歯科大学へ入学した95人のうち、令和5年度に卒業できたのは76人(80%)、国家試験に合格したのは63(66%)だった。標準修業年限内の卒業率と留年率は国公立大学の中央値より少し低い数字になっているね。
ただ、100人近くを入学させている大学としてはかなり良い数値になっていると思う。
九州歯科大学の卒業留年率


令和5年度に九州歯科大学に在籍していた6年生は86人で、そのうち卒業できたのは86人となっており、全員卒業しているね。1~4年次で留年することはあるものの、5年と6年で留年することはあまりない仕組みなのかもしれないね。
九州歯科大学の修学状況まとめ
九州歯科大学は、公立では唯一の歯科大学であり、同じ福岡県内には国立の九州大学もあります。そうした環境下でも、同大学は毎年95人の入学者を受け入れながら、留年率は他の国立大学と遜色ない低水準を維持しています。とりわけ、5年次・6年次での留年は少ない傾向にあります。
標準修業年限内の卒業率や国家試験合格率は、国公立大学の中央値よりわずかに低いものの、大きな差はありません。
同大学では、助言教員制度による学生支援に加え、教員のメールアドレスを公開するなど、学生が質問しやすい環境づくりにも取り組んでいます。
こうしたサポートを活用すれば、順調に進級して国家試験に合格することは十分に可能です。学生のみなさんは、ぜひ歯科医師を目指して頑張ってください。

 
				 
				
 
																											 
																											 
																											 
																											 
																											