新潟大学の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2024年データ】
 
										本記事では、新潟大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、新潟大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
新潟大学の進級者数からみえる留年率

まずは新潟大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
新潟大学の各年度における入学者数と進級者数


新潟大学では平成30年度に入学した学生40人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が27人となっているね。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
新潟大学の各年度における留年率


新潟大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、2年次での留年率が国公立大学の中央値よりも少し高い傾向にあるね。例外的に、平成30年度入学者は4年次での留年率がやや高くなっているね。
ストレートで進級している学生の割合については、令和元年度入学者は高いけど、平成30年度入学者と令和2年度入学者は少し低くなっているね。
新潟大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、新潟大学の平成30年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第117回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


平成30年に新潟大学へ入学した40人のうち、令和5年度に卒業できたのは27人(68%)、国家試験に合格したのは26人(65%)だった。4年次の留年率が少し高かったことが影響して、標準修業年限内の卒業率と留年率は国公立大学の中央値より少し低くなっているね。
新潟大学の卒業留年率


令和5年度に新潟大学に在籍していた6年生は35人で、そのうち卒業できたのは35人で全員卒業しているね。
新潟大学の修学状況まとめ
新潟大学は、他の学年と比べて2年次に留年する可能性が最も高くなっています。また、平成30年度入学者に限定しては、4年次の留年率が高くなっていたようです。その影響で、平成30年度入学者のストレート進級者の割合は少し低くなっています。一方、令和元年度入学者は4年次で留年する学生がいなかったため、ストレート進級者の割合が高くなっています。
平成30年度入学者の標準修業年限内の卒業率および国家試験合格率は、前述したとおり4年次の留年率が高かったこともあり、国公立の中央値よりも少し低い数値となっています。
令和5年度6年生の卒業留年率は0%となっており、6年次のカリキュラムで苦戦する学生はほとんどいないようです。
また、新潟大学歯学部は、歯学科と口腔生命福祉学科の2つの学科で構成されています。両学科が連携し、診療と保健・福祉を総合的に学ぶことができるようです。学生のみなさんは、このような大学の特徴を自身の成長へとうまくつなげながら、歯科医師を目指してがんばってください。

 
				 
				
 
																											 
																	 
																											 
																											 
																											