【2026年度入試最新版】歯学部の学費を大学別に徹底比較!私立のお得な特待生制度の紹介も

2026年度に歯学部進学を考えている方に向けて、全国29大学(国公立12校・私立17校)の学費を詳しくご紹介します。私立大学の特待生制度を加味したランキングも紹介しています。ぜひチェックしてください。
国公立歯学部の入学金・授業料

国公立歯学部の学費ってどこも同じじゃないの?

だいたいはその通りなんだけど、東京科学大学と九州歯科大学の2校だけは少し違う点があるんだよ。
国公立大学歯学部の6年間学費(入学金・授業料)と偏差値
NO | 大学名 | 6年間学費 | 偏差値 |
---|---|---|---|
1 | 北海道大学 | 3,496,800 | 55 |
2 | 東北大学 | 3,496,800 | 55 |
3 | 東京科学大学 | 4,139,760 | 60 |
4 | 新潟大学 | 3,496,800 | 55 |
5 | 大阪大学 | 3,496,800 | 60 |
6 | 岡山大学 | 3,496,800 | 60 |
7 | 広島大学 | 3,496,800 | 57.5 |
8 | 徳島大学 | 3,496,800 | 55 |
9 | 九州大学 | 3,496,800 | 57.5 |
10 | 長崎大学 | 3,496,800 | 57.5 |
11 | 鹿児島大学 | 3,496,800 | 57.5 |
12 | 九州歯科大学 (県内出身) | 3,496,800 | 55 |
13 | 九州歯科大学 (県外出身) | 3,734,800 | 55 |
※偏差値は河合塾「国公立大 2026年度入試難易度予想ランキング表」の値を参考に記載しています。
(入試難易予想ランキング表 | 大学入試情報 | 河合塾 Kei-Net)
国公立歯学部の入学金や授業料は非常にシンプルです。諸経費には各大学で違いがありますが、費用のメインとなる入学金と授業料の6年間の合計は、ほとんどの大学で約350万円となっています。
ただし例外もあり、No.3の東京科学大学では約410万円、No.13の九州歯科大学に福岡県以外から入学した場合は約370万円となります。
国公立大学は、後述する私立大学と比較して学費がかなり安いため、人気が高く、偏差値も55〜60程度と高めです。したがって、合格するには相応の努力が必要となります。
なお、歯学部は私立大学と国公立大学で学費の差が非常に大きい分野です。学費を重視して大学を選びたい場合は、国公立大学を目指すのが最もおすすめです。
私立歯学部の入学金・授業料ランキング

国公立が私立に比べて学費が安いのは分かったけど、入試の難易度が高くてちょっと厳しいなぁ・・。

それじゃあ私立大学についても見てみよう。私立は学費が高いけど、入試難易度は低めの大学も多いよ。
私立大学歯学部の6年間学費(入学金・授業料)と偏差値(学費順)
NO | 大学名 | 6年間学費 | 偏差値 |
---|---|---|---|
1 | 明海大学 | 17,930,000 | 40 |
2 | 朝日大学 | 17,930,000 | 42.5 |
3 | 松本歯科大学 | 18,000,000 | 35 |
4 | 日本歯科大学(新潟) | 21,000,000 | 42.5 |
5 | 奥羽大学 | 21,500,000 | BF |
6 | 鶴見大学 | 26,250,000 | 35 |
7 | 福岡歯科大学 | 26,300,000 | BF |
8 | 北海道医療大学 | 27,000,000 | 37.5 |
9 | 昭和医科大学 | 27,000,000(R8未発表) | 52.5 |
10 | 神奈川歯科大学 | 27,000,000 | 35 |
11 | 岩手医科大学 | 27,600,000 | 37.5 |
12 | 日本大学(松戸) | 29,400,000 | 35 |
13 | 愛知学院大学 | 30,600,000 | 35 |
14 | 日本歯科大学 | 31,380,000 | 45 |
15 | 大阪歯科大学 | 31,500,000 | 50 |
16 | 日本大学 | 31,600,000 | 47.5 |
17 | 東京歯科大学 | 31,900,000 | 55 |
※偏差値は河合塾「私立大 2026年度入試難易度予想ランキング表」の値を参考に記載しています。
(入試難易予想ランキング表 | 大学入試情報 | 河合塾 Kei-Net)
私立歯科大学の学費は大学ごとに大きく異なるため、学費が安い順に表にしています。
入学金や授業料など6年間でかかる“通常”の費用は、「明海」「朝日」「松本歯科」が約1800万円で最も安くなっています。
その次に「日本歯科新潟」「奥羽」が約2100万円、「鶴見」「福岡歯科」「北海道医療」「神奈川歯科」「岩手医科」が2600~2700万円、「日本大学松戸」が約2900万円と続きます。
「愛知学院」「日本歯科」「大阪歯科」「日本」「東京歯科」はいずれも3000万円を超えています。私立歯学部では、6年間で最大約1400万円の学費差があります。
偏差値はBF(ボーダーフリー)から55まで幅広く、歯科医師を目指しやすい状況です。
「昭和」は7/17時点で令和8年度の学費が発表されていないため、表では昨年度の学費で掲載しています。
「松本歯科」の令和7年度の学費は2528万円でしたが、約700万円値下げして令和8年度は1800万円になっています。「北海道医療」の令和7年度の学費は2460万円でしたが、240万円値上げして令和8年度は2700万円になっています。
特待生制度を加味した私立歯学部の入学金・授業料ランキング

私立。た、高い。

一番学費負担が少ない大学でも国公立の約5倍だからね。。
ただ、多くの大学は特待生制度を用意していて、歯科医師を目指す学生の費用負担を軽減する努力をしているよ。各大学の特待生制度を加味したランキングもみてみよう。
特待制度を加味した私立大学歯学部の6年間学費(入学金・授業料)(学費順)
NO | 大学名 | 区分 | 募集 | 6年間学費 |
---|---|---|---|---|
1 | 奥羽大学 | 特待生 | 16 | 500,000 |
2 | 北海道医療大学 | S特待 | 5 | 3,496,800 |
3 | 大阪歯科大学 | 特待生 | 15 | 3,814,800 |
4 | 岩手医科大学 | 特待生A | 5 | 4,200,000 |
5 | 松本歯科大学 | 特待生1種 | 若干名 | 4,700,000 |
6 | 岩手医科大学 | 特待生B | 10 | 9,600,000 |
7 | 北海道医療大学 | A特待 | 5 | 13,650,000 |
8 | 福岡歯科大学 | 専願S特待 | 20 | 13,800,000 |
9 | 愛知学院大学 | 専願特待性 | 20 | 15,000,000 |
10 | 日本歯科大学 | 特待生 | 若干名 | 15,690,000 |
11 | 日本歯科大学(新潟) | 特待生 | 15 | 15,690,000 |
12 | 愛知学院大学 | スーパー エクセレンス | 1 | 15,750,000 |
13 | 明海大学 | 通常 | 17,930,000 | |
14 | 朝日大学 | 通常 | 17,930,000 | |
15 | 松本歯科大学 | 通常 | 18,000,000 | |
16 | 岩手医科大学 | 同窓親族 | 20,100,000 | |
17 | 北海道医療大学 | B特待 | 2 | 20,325,000 |
18 | 日本歯科大学(新潟) | 通常 | 21,000,000 | |
19 | 奥羽大学 | 通常 | 21,500,000 | |
20 | 鶴見大学 | 3位まで | 3 | 22,750,000 |
21 | 神奈川歯科大学 | 1位 | 2 | 23,050,000 |
22 | 愛知学院大学 | エクセレンス | 6 | 23,500,000 |
23 | 昭和医科大学 | 成績優秀者 | 不明 | 24,000,000 |
24 | 愛知学院大学 | 新入特待生 | 19 | 24,100,000 |
25 | 鶴見大学 | 10位まで | 7 | 24,250,000 |
26 | 鶴見大学 | 共通5位まで | 5 | 24,250,000 |
27 | 神奈川歯科大学 | 3位まで | 4 | 26,000,000 |
28 | 神奈川歯科大学 | 15位まで | 24 | 26,000,000 |
29 | 鶴見大学 | 通常 | 26,250,000 | |
30 | 福岡歯科大学 | 通常 | 26,300,000 | |
31 | 北海道医療大学 | 通常 | 27,000,000 | |
32 | 昭和医科大学 | 通常 | 27,000,000(R8未発表) | |
33 | 神奈川歯科大学 | 通常 | 27,000,000 | |
34 | 日本大学(松戸) | 減免 | 32 | 27,400,000 |
35 | 岩手医科大学 | 通常 | 27,600,000 | |
36 | 日本大学 | 成績優秀者 | 不明 | 28,800,000 |
37 | 日本大学(松戸) | 通常 | 29,400,000 | |
38 | 愛知学院大学 | 通常 | 30,600,000 | |
39 | 日本歯科大学 | 通常 | 31,380,000 | |
40 | 大阪歯科大学 | 通常 | 31,500,000 | |
41 | 日本大学 | 通常 | 31,600,000 | |
42 | 東京歯科大学 | 通常 | 31,900,000 |
※継続条件等の詳細については、各大学のホームページ等でご確認ください。
学費で歯学部を選ぶ際のポイント
国公立大学と同程度の学費になる特待生制度もありますが、一般的に減免額が大きいほど選考の難易度も高くなると考えられます。また、通常の学費では6年間で総額が1,000万円台となる私立大学は3校しかありませんが、特待生制度を利用すれば、その他にも選択肢となる私立歯科大学が意外と多いことが分かります。
特待生の選考には、「歯学部卒業後、5年間本学で研修を行うことを確約できる者に限る」や、「進級時の成績が上位3分の1以内に入らなければ翌年以降の減免は停止となる」など、応募や継続の条件が付与されている場合もあります。応募や継続の条件については、募集要項等で必ず漏れなく確認しておくことが大切です。私立歯学部の特待生制度については、まとめ記事を公開する予定ですので、ぜひご覧ください!
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