明海大学歯学部の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2024年データ】

本記事では、明海大学歯学部が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、明海大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
明海大学の進級者数からみえる留年率

まずは明海大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
明海大学の各年度における入学者数と進級者数


明海大学では平成30年度に入学した学生120人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が69人となっている。一方、令和元年度入学生120名については6年次に進級した学生が49人となっており、留年する学生が増えている印象がある。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
明海大学の各年度における留年率


明海大学は1年次の留年率は10%を切ることが多く、学年が上がるにつれて留年率が高くなる傾向にある。令和元年度から令和3年度入学者については5割以上が留年を経験している状況であり、多くの学生が学業に苦戦している可能性がある。
明海大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、明海大学の平成30年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第117回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


平成30年に入学した120人のうち、令和5年度に卒業できたのは53人(44%)、国家試験に合格したのは47人(39%)だった。卒業率と国家試験合格率のどちらも私立大学の中央値より低い結果になっているね。
明海大学の卒業留年率


令和5年度に明海大学に在籍していた6年生は130人で、そのうち卒業できたのは84人、卒業できなかったのが46人であった。卒業留年率は35%で、私立大学の中央値を少し上回る結果となっているよ。
私立大学の平均と違って、明海大学では低学年より高学年のほうが留年率が高い傾向であったため、この結果は特に不思議なものではないね。
明海大学の修学状況まとめ
明海大学歯学部は入学直後の1年生で留年する学生は比較的少なかったですが、高学年で留年する学生が他の私立大学よりやや多めになっていました。5・6年次は学生10人に対して若手教員1名のアカデミックアドバイザーを配置するなど、大学としても対策に取り組んでいる様子がうかがえます。
また、明海大学は他の私立大学歯学部と比べて通常の学費が最も低く設定されており、6年間の学費が1793万円となっています。これは経済的な理由で歯学部進学をあきらめないようにするためのサポートといえるでしょう。
これらの大学のサポートを活かしながら、ストレートで進級して国家試験に合格するかどうかは、皆さん一人ひとりの努力にかかっています。歯学部に入学すると学業が大変な面があることは確かですが、歯科医師という素晴らしい目標に向かって頑張っていきましょう。