松本歯科大学の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2024年データ】
 
										本記事では、松本歯科大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、松本歯科大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
松本歯科大学の進級者数からみえる留年率

まずは松本歯科大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。

松本歯科大学の進級者数については、入学者数より多くなっている年度があり、各年度の進級者数が入学者数を基準としたものではないと考えられます(例:「R元」年度の1年次数が85名、6年次進級者数が87名など)。
そのため、他大学のように留年率を正確に算出することができませんでした。以上の点をご留意の上、参考資料としてご覧ください。
松本歯科大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、松本歯科大学の平成30年に入学した学生たちの令和5年度の卒業状況と、同じ年に行われた第117回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


平成30年に松本歯科大学に入学した89人のうち、令和5年度に卒業できたのは28人(31%)、国家試験に合格したのは25人(28%)だった。どちらも私立大学の中央値より低い数字になっているよ。
松本歯科大学の卒業留年率


令和5年度に松本歯科大学に在籍していた6年生は93人で、そのうち卒業できたのは51人、卒業できなかったのは42人だったよ。卒業留年率は45%で私立大学の中央値と比べてかなり高い数字になっているよ。
松本歯科大学の修学状況まとめ
松本歯科大学の修学状況に関する情報のうち、進級者数については、入学者数より多くなっている年度があり、各年度の進級者数が入学者数を基準としたものではないと考えられます。そのため、各学年の進級時の留年率を算出することはできませんでした。
一方、文部科学省が公表している歯学部における留年・休学者の割合を見ると、松本歯科大学の在籍学生総数に占める留年・休学者の割合は40%を超えており、進級や卒業の難易度が高い傾向がうかがえます。
それを裏付けるように、標準修業年限での卒業率や国家試験合格率も、私立大学の中央値より低い数値となっていました。また、卒業留年率についても私立大学の中央値より高くなっています。
松本歯科大学では、直近で学んだ授業内容について、翌週月曜日にウィークリーテストという形で教員と学生が理解度を確認しながら講義や実習を進めているようです。
これら大学が提供するシステムを活用し、6年間学習を継続できれば、修業年限内で国家試験に合格することも十分に可能です。歯科医師になるという目標に向かって、ぜひ頑張ってください。

 
				 
				
 
																											 
																											 
																											 
																											 
																											