大阪大学歯学部の現実|6年で卒業できる学生の割合と留年事情【2025年データ】
 
										本記事では、大阪大学が公開している「修学状況に関する情報」の内容について解説します。「修学状況に関する情報」の概要については、「偏差値だけじゃわからない歯学部選び|教育の質をデータで比較!大学の「中身」徹底解説」という記事で詳しく解説していますので、まだご覧になっていない方は、そちらを先にご確認ください。
本記事の内容は、大阪大学公式サイトの修学状況ページに掲載されている情報を参考にしています。
大阪大学の進級者数からみえる留年率

まずは大阪大学の各年度における入学者数と進級状況を確認していこう。
大阪大学の各年度における入学者数と進級者数


大阪大学では令和元年度に入学した学生53人のうち、留年等をせずに進級し6年生になった学生が40人となっているね。
次に、これらの数字から算出した留年率をみてみよう。
大阪大学の各年度における留年率


大阪大学の学年ごとの留年率の平均を見ると、2年次に留年する学生が多い傾向にあるね。特に、令和2年度入学者では、2年次に3割(17人)が進級できておらず、何か特別な要因があったのかもしれないね。
ストレートで進級している学生の割合を見ても、令和2年度入学者は6年次で66%にとどまっており、2年次の留年が影響して低い数値になっているね。
大阪大学の卒業率および国家試験合格率

次に、標準修業年限内での卒業率と国家試験の合格率を見てみよう。ここで紹介するデータは、大阪大学の令和元年度に入学した学生たちの令和6年度の卒業状況と、同じ年に行われた第118回歯科医師国家試験の結果になっているよ。


令和元年度に大阪大学へ入学した53人のうち、令和6年度に卒業できたのは40人(75%)、国家試験に合格したのは39人(74%)だった。標準修業年限内の卒業率は国公立大学の中央値より少し低いけど、国家試験合格率は国公立大学の中央値より少し高い数字になっているね。
大阪大学の卒業留年率


令和6年度に長崎大学に在籍していた6年生は51人で、そのうち卒業できたのは51人となっており、全員が卒業できている状況みたいだね。
大阪大学の修学状況まとめ
大阪大学の歯学部は、他学年と比べて2年次の留年率が高い傾向にあります。特に令和2年度入学者では、32%が進級できておらず、何らかの特別な要因があったのかもしれません。大阪大学歯学部に入学する学生さんは、特に2年次は油断せずに学んでいく必要がありそうです。
令和元年度入学者の標準修業年限内の国家試験合格率は、国公立大学の中央値並みでした。しかし、前述の2年次の留年率の高さの影響もあり、令和2年度入学者については、国公立大学の中央値を下回る可能性が高そうです。
このような情報を事前に把握したうえで学習に臨むのと、準備がないまま臨むのとでは違うと思います。十分に準備して2年次の学習に取り組むようにしてください。それができれば、標準修業年限内で国家試験に合格できると思います。歯科医師を目指して、がんばってください。

 
				 
				
 
																											 
																											 
																											 
																											 
																											