偏差値が高い歯学部は歯科医師国家試験の合格率も高い?データで徹底比較

感覚的に、偏差値が高かったり入学時の選抜倍率が高い大学は、入学から6年後の歯科医師国家試験の合格率も高いイメージがあるかと思います。しかし、実際にそのイメージ通りなのでしょうか。今回は、文部科学省が公表しているデータのうち、偏差値と同等に入学難易度に関連する指標である「入学者選抜競争倍率」と「標準修業年限内の国家試験合格率」の2つのデータを用いて検証していきます。志望校の競争倍率と国家試験合格率がどうなっているのか、チェックしてみて損はないはずです!ぜひご覧ください。
本記事では、文部科学省のホームページで公開されている「各大学の歯学部歯学科の入学状況及び国家試験結果等」のデータをもとに情報をまとめています。
(出典:各大学の歯学部歯学科の入学状況及び国家試験結果等)
本記事の目次
入学者選抜競争倍率とは

今回は、入学者選抜の競争倍率と国家試験合格率の関係について解説していくよ。

どちらもちらっと見たことはあるけど、両者の関係をみることに意味はあるの。

入学者選抜の競争倍率って、要するにその大学の入試がどれだけ人気かとか、どれくらい合格が難しいかを示す指標の一つだよね。で、人気があって入るのが難しい大学だったら、国家試験の合格率も当然高いはず…って思いがちなんだけど、実際のところはどうなんだろう?そこを検証するのは、大学選びにとって大事な情報になるはず。せっかく苦労して受かったのに、国家試験に最短で合格できる可能性が低い…なんてことは避けたいもんね。
入学者選抜競争倍率と国家試験合格率の関係
全体

私立大学群拡大


これは「散布図」っていう、2つの指標の関係をパッと見でわかるようにしたグラフだよ。今回のグラフでは、X軸(横)が入学者選抜の競争倍率、Y軸(縦)が修業年限内での国家試験合格率になってる。
青が国公立大学、オレンジが私立大学を表しているよ。
見てみると、国公立大学と私立大学で傾向が分かれているイメージだけど、私立でも人気が高い東京歯科大学と昭和大学は、合格率が国公立大学並みに高くて、私立の中でも一歩抜きん出てる感じだね。

私立大学は競争倍率が低く国家試験の合格率が4割未満の大学も結構多いね。

競争倍率が低くて、優秀な学生を集めるのが難しい私立大学は、やっぱり厳しい状況になってるのが分かるね。ただ、これはあくまで全体としての傾向の話であって、どの大学に入ったとしても、ちゃんと怠けずに6年間コツコツ勉強を続けられれば、国家試験に合格するのはそんなに難しくないと思うよ。(この「勉強を続ける」っていうのが大変なんだけどね)
まとめ
近年の歯科医師国家試験では、毎年およそ2,000人程度が合格しています。しかし、現在の全国歯学部の募集人員を合計すると2,485人となっており、入学した学生全員が国家試験に合格するのは難しい構造になっています。
現在、歯科医療体制や歯科医師の現状について議論が進められています。歯科医師の高齢化や、都市部と地方における歯科医師の偏在、訪問医療の需要増加などにより、将来的に歯科医師の供給が不足するという結論に至れば、国家試験の合格者数も増加していく可能性があると考えられます。
しかし、しばらくは合格者数が2,000人程度で推移する可能性が高いため、私立大学歯学部間での競争は今後も続いていくでしょう。
歯学部に入学した後は、こうした競争があることを踏まえ、学業を継続することを心がけてください。継続してしっかりと勉強を続けていけば、十分に歯科医師国家試験に合格できるはずです。